2008年5月20日(火)「しんぶん赤旗」

長時間・違法労働なくそう

“名ばかり店長”集会

東京都内


 「なくそう!長時間労働 『名ばかり店長』に尊厳を」―管理監督者扱いされて残業代もなく際限のない長時間労働を強いられている店長らが一堂に会して、違法な働かせ方をなくせと訴える集会が十九日夜、東京都内で開かれました。

 全労連、連合、全労協の組織の違いを超えてこの問題に取り組んでいる労働組合が共同で開催。日本マクドナルド、牛丼「すき家」、安売り店「SHOP99」、紳士服「コナカ」、セブンイレブンの各現役・元店長らが実態を告発しました。

 「SHOP99」の元店長、清水文美さん(28)は「本社のドレイのように扱われ、月三百時間も働かされ、うつ状態と診断され、休職に追い込まれた」と訴えました。

 「月四百時間も働かされ、体を壊してやめていく。使い捨てにされている」と語ったのは、牛丼チェーン「すき家」元店長、福岡淳子さん(40)。「まともに働いてまともに生きたいだけ」と話すと拍手が起こりました。

 紳士服大手「コナカ」の店長の高橋勇さん(44)は、「管理監督者扱いをやめさせたものの、働き方は変わらないうえに一方的に資格手当など六万円も削られた」と批判し、撤回を求めていくとのべました。

 管理職でないとする勝訴判決を得たマクドナルドの店長の高野広志さん(47)は、「小さな声でも集まれば変えることができる」とたたかいの決意を語りました。

 日本労働弁護団事務局次長の棗(なつめ)一郎弁護士が講演しました。



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