2008年5月12日(月)「しんぶん赤旗」

農林業の再生 縦横に語る

市田書記局長訴え 観光協会長らも参加

大分・日田 党演説会


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(写真)1100人の聴衆を前に訴える市田忠義書記局長=11日、日田市

 衆院選で小選挙区候補を立てない大分2区の日田市で十一日、日本共産党の市田忠義書記局長を迎えた日本共産党演説会が開かれました。市田氏の同市入りは初めて。会場となったパトリア日田大ホールは、商店街連合会長、観光協会長、自民党や保守系無所属市議をはじめ、二階席も埋まる同市で過去最高の千百人が詰めかけました。

 市田氏は自民党政治の破たんと行きづまりの大本にある大企業、アメリカいいなり政治を党綱領に即しながら日本改革の方針を語りました。

 貧困と格差、後期高齢者医療制度、道路特定財源など国政の熱い焦点にふれたのち、農業・林業の問題に言及しました。市田氏は、水よりも安い米価を引き合いに「亡国の大失政だ」とのべ、党の「農業再生プラン」を説明。「いつまでも外国産に頼る時代を続けることはできないのが林業だ」として日本三大美林“日田杉”の同市でも「外材輸入を規制すれば林業がよみがえることは可能だ」とのべました。

 アメリカいいなりの異常に話をすすめた市田氏は、日出生台(ひじゅうだい)の実弾射撃訓練に参加した米海兵隊員らが泥酔し、女性に誘いをかける、料金も払わず店を出るなどの“醜態”を例示。「いつ沖縄のような事件がおきるともしれない。(米兵犯罪の)真の再発防止は基地の縮小・撤去以外にはありえない」と力説しました。

 そのうえで、くらし、平和、外交―「どの問題でも国民の立場に立った打開策を示して頑張っているのが日本共産党だ」とのべ、米『タイム』誌や週刊誌など、党の役割や存在に注目した記事を引用しながら、「この情勢に働きかけ、日本共産党の躍進で、党とご一緒に新しい歴史のとびらを開こう」と訴えると、つめかけた参加者は、万雷の拍手で応えました。

 赤嶺政賢衆院議員、田村貴昭衆院九州・沖縄比例予定候補、山下かい比例予定候補(大分1区重複)がそれぞれ党の躍進を訴えました。


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