2008年3月29日(土)「しんぶん赤旗」
世界で広がる運動
非核政府の会が常任世話人会
非核の政府を求める会は二十七日、東京都内で常任世話人会を開きました。昨年一月のキッシンジャー元米国務長官らの共同論評「核兵器のない世界」の発表以後、これを支持・連帯する重要な動きが相次いでいることが報告されました。
共同論評には米政権の過去六代の国務長官、国防長官、安全保障担当大統領補佐官らの七割が賛同。ブラウン英国防相のジュネーブ軍縮会議での演説や、米国の有力な民間三団体による次期大統領への十項目の提案、ノルウェー外務省主催の国際会議など核兵器廃絶の重要性とそのための具体的行動が紹介され、「四氏論評が運動として発展している」「変化に弾みをつけるうえで日本の役割が重要」との発言がありました。
四月末から始まる二〇一〇年NPT(核不拡散条約)再検討会議第二回準備委員会、七月の洞爺湖サミットに向けて、政府が核兵器廃絶のため積極的役割を果たすよう非核政府の会として要請することを確認しました。
神奈川・横須賀の米原子力空母母港化の是非を問う住民投票運動について現地報告がありました。当面の活動では、「非核日本宣言」意見ポスター、パンフ『今日の「核抑止」と日本の進路』の普及などを申し合わせました。