2008年3月9日(日)「しんぶん赤旗」

国際女性デー中央大会開く

脱貧困へ世界の輪

東京


 二〇〇八年国際女性デー中央大会(主催・国際女性デー中央大会実行委員会)が八日、東京都千代田区の九段会館で開かれ、千二百人が参加しました。今年のテーマは「世界の女性たちとの連帯で なくそう!格差と貧困 輝かせよう世界の宝・憲法九条」。

 主催者を代表して堀江ゆり婦団連会長があいさつし、「国際女性デー中央大会を成功させ、九条を守り生かす日本の女性の決意を、アジアや世界の女性たちに伝えましょう」とのべました。

 交流と連帯のひろばでは、業者や農業などさまざまな職業・分野の女性がのぼりや横断幕をもって登場しました。

 明るいブルーのジャンパー姿で登壇したのは東京土建主婦の会の会員たちです。「一人ひとりが力を合わせ、全支部で女性九条の会をつくり、十一万二千人分の憲法を守る署名を集めました」と発言すると大きな拍手が起こりました。出産間近の東京都東大和市在住の新日本婦人の会会員は、「東京では二十一の区で四月から妊婦健診十四回無料が実現します。とてもうれしい。さらに都内で無料化をひろげたい」と話しました。

 著作家・ジャーナリストの堤未果さんが、格差と貧困にあえぐアメリカ国民の実態を生々しく語りました。世界の人々の希望とあこがれである憲法九条を守り、子どもたちへ伝えていくことをよびかけました。

国連総長がメッセージ

 大会には潘基文(パン・ギムン)国連事務総長ほかマルシア・カンポス国際民主婦人連盟会長など、多数の国内外の団体から連帯メッセージが寄せられました。国際婦人年連絡会世話人の平松昌子さん、日本共産党の田村智子東京都委員会副委員長が来賓あいさつしました。

 大会閉会後、参加者はパレード。憲法と平和、くらしを守れの願いを沿道の人々にアピールしました。


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