2008年2月26日(火)「しんぶん赤旗」

派遣労働追及 志位質問に反響続く

アクセス 党HP(動画)に1万件

派遣奴隷工場変えられるかも。応援するゼ


 貧困と格差の広がりの背景にある雇用問題、とりわけ人間をモノのように使い捨てにする派遣労働の問題を取り上げた日本共産党・志位和夫委員長の質問(八日、衆院予算委員会)への反響がやみません。党本部に寄せられた電話、メール、ファクスは百件を大きく超えました。また、党のホームページ上の「JCPムービー」に掲載した動画へのアクセスは一万件近くになり、寄せられた感想も百件にのぼっています。いずれも従来にない規模の反響です。ホームページに寄せられた感想を紹介します。


よくぞ追及

 派遣労働者や親から「よくぞ追及してくれた。感動した」と感謝のメールが多く寄せられています。

 「よくぞ、おっしゃっていただきました。やった! 明日からの仕事がやっていけます。仕事に仲間達といっしょに歩んでいきたいです。励ましを受けた感じです」

 「私も三十代半ばで会社が倒産し約七年定職を求め数十社受験をしてきましたが、人材派遣がさまざまな職場にまで台頭し結局定職に就けず将来も見いだせません。何のために学生時代勉強し会社でも社会的正義を果たすために頑張ってきたのか。それを否定されているようでものすごく悲しいです。今回の国会質疑久しぶりに胸を打つ論議で感動いたしました」

 「日本の将来を担う若者が正規の仕事が無く日雇い労働者として明日に希望も無く働かせられていることに怒りを感じます。それも大企業が法を破って公然と行っていること。国の調査がされていない事にもビックリです。甥(おい)がキヤノンで働いています。心配です」(64歳女性)

 「委員長の質問に涙が出てしまいました。本当に、ひどい働かせかたをしている企業にきちっと社会的責任を果たすよう要求するとともに、このような状況を許している法律の抜本的な改正が必要であることを強く感じました」(磐田市 男性)

 「本当に国民の立場に立った素晴らしい質問でした。現場での実態を踏まえ説得力のある追及に感動しました。日本共産党の政策や理念がもっと広く知られ、21世紀の日本社会をリードして行くことを期待しています」(高校教員)

 「息子が派遣労働者としてキヤノン大分工場で働いていましたが、実態はご指摘のとおりで、特に派遣労働者には、正社員への受験すら認められていないとのことで夢が持てないことが不憫(ふびん)でした」

 「志位氏の質問・追及は大変具体的でしかも的を射たものでした。私の二十八歳になる息子もこの六年間日雇い派遣労働に従事しています。いまだ年金、保険にも入れず年金生活者である私の被扶養家族となっています。志位氏の主張する労働者の立場に立った日雇い派遣の法律改正を是非早めてくださるようお願いします」(千葉県 68歳=男性)

核心ついた

 核心をついた志位委員長の質問には、「さすが共産党。このような政党の必要性をいまさらながら感じた」などの共感が多くありました。

 「32歳の男で時給740円のコンビニで4時間勤務しています。派遣の実態をよく国会の場で聞かせていただき国民の一人として共産党を誇りに思います」

 「志位さんの本質をついた質問は淡々とした中にも迫力があり、政府から一定の答弁を引き出したことに、このような政党の必要性をいまさらながら感じました、高校卒業後アルバイトで生活している二人の子供たちに見せてあげたいと思いました」

 「本当に心から感動しました。かつてこれほど弱い派遣の立場にたち理路整然と熱弁をふるってくれた議員がいたでしょうか? 何気なく見ていたTVでくぎ付けになり胸が熱くなりました。これからも共産党には是非頑張っていただきたい。私たちのような弱者の代弁をしてくれる党は他にありません」

 「涙がでます。企業献金をもらっていない政党でなければこんな質問はできません! 非正規社員や派遣労働者は将来不安。正規社員はサービス残業、過労死寸前。今の社会は異常です! 共産党を応援していかなければ、労働者の明日はないと思います」

 「『共産党』というと、怖いイメージがあったので、志位さんの紳士的な優しい雰囲気に意外な感じがしました。外国の共産党のイメージに引きずられず、わたしたちのために働く政党は正しく評価しようと思いました」

 「労働者に不利な派遣労働がどうしてこんなに増えたのか疑問に思っていました。一九九九年に派遣労働が解禁され法律的に許されたことが全ての原因だったのですね。法律が働く人を守ってくれなくては日本の将来も危ういです。何のための政治・法律なのでしょうか? わかりやすくて核心を突いた志位委員長の質問に感激しました」

頼りになる

 志位委員長の質問は「高い倫理観と日本の未来を見通す確固たる哲学」とのメールも寄せられています。

 「未来のために、今働き盛りの世代を『育てていく』そんな社会が『当たり前』とされる世の中を希望いたします」

 「労働者保護法にという志位さんの主張に人間を愛する高い倫理観と日本の未来を見通す確固たる哲学を熱く感じた」

 「五十一分パソコンで見聞きしました。本当に素晴らしい、未来に頼もしい発言でした。ありがとうございました。若い親、孫のことが目に浮かび、この子たちが、早く、生きいき働き、安心して生活できる社会がくることをのぞみます」

 「私の主人も今現在五十歳、以前の会社が倒産して、その後派遣会社登録後、大手電気メーカーの派遣社員です。メーカー直接雇用を希望していますが、中々応じてもらえません。派遣法の禁止を是非、お願いします。たったこれだけで、税収は増え、市場は活気を取り戻し、日本の将来は大きく変わると思います。日本を将来の夢が描けるまともな国にして下さい。お願いします!!」

 「よく言ってくれた。おれたちは人間だ。物でもロボットでもない。痛みも苦しみも感じる、生まれて良かった生きていて幸せだと思いたい。会社、工場は立派な顔した派遣奴隷工場。でも変えられるかもしれない。しいさんみたいな国会議員が増えれば変えられる。おれたちも応援するゼ!!」



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