2008年2月20日(水)「しんぶん赤旗」

危険な隣人いらない

沖縄米兵事件 女性団体が集会

北谷


 「悔しい」「はらわたが煮えくり返る」―。沖縄県北谷(ちゃたん)町で、米兵が女子中学生を暴行した事件で十九日、県内の女性団体は、北谷町内で「危険な隣人はいらない!」緊急女性集会を開催しました。

 基地・軍隊を許さない行動する女たちの会、沖縄県婦人連合会など幅広い三十団体が呼びかけたもの。約三百二十人が参加した集会は、基地撤去、海兵隊は沖縄から出て行けという声が渦巻きました。

 呼びかけ団体を代表して沖婦連の比嘉洋子さんは、「ここはどこの国ですか、どこの島ですか」と切り出し、「なぜ私たちの子どもがこんな目にあわなければならないのか。絶対に許すわけにはいかない。いまこそ心の底から、基地の撤去を要求していきたい」と語り、大きな拍手をうけました。

 沖教組の崎原美佐子さんは「国の偉い人は平和のために基地も、軍隊も必要だという。ならばなんで平和を守る軍隊のために、私たちの子どもがこんなひどい目にあわなければならないのか」。新婦人沖縄県本部の前田芙美子会長は、「少女に落ち度はありません。他人を疑うことを知らない少女を連れ出して、暴行した米兵こそ非がある。人権や未来を守るために基地はいらない」と訴えました。



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