2008年2月1日(金)「しんぶん赤旗」

来年度 妊婦健診助成

5回から14回へ

中野 区民運動実る


 東京都中野区は来年度から、これまで五回までだった妊婦の健康診査への助成を十四回に増やす方針です。区民や日本共産党が求めていたもので、二〇〇八年度予算原案に盛り込まれました。

 実現すれば、十四回の検診助成は都内では台東、杉並両区に続くものです。

 助成は一回目は八千五百円、二回目以降は五千円を限度にし、これまで三十五歳以上を対象にしていた超音波検診(一回)は、全妊婦に拡大します。予算額は、約二億八百万円。(〇七年度比二・七倍)

 妊婦健診への助成の拡充をめぐっては新日本婦人の会などで構成する「中野のこどもの医療を良くする会」が千五百人余の陳情署名を昨年十二月議会に提出。日本共産党は採択を求めましたが、継続審議になっています。共産党区議団は助成拡充を求め、来年度予算でも要望していました。

 良くする会の会員で、二人目の子どもを妊娠している女性(31)は「私の場合、二回の健診で三万円近くかかり、家計にとって大変な負担です。要望が実ってうれしい」とにっこり。日本共産党の来住和行区議は「本来国や都も助成すべきです。いっそうの拡充を区に求めるとともに、国や都に対しても助成するよう働きかけていきたい」と話しています。


もどる
日本共産党ホーム「しんぶん赤旗」ご利用にあたって
(c)日本共産党中央委員会
151-8586 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-26-7 TEL 03-3403-6111  FAX 03-5474-8358 Mail info@jcp.or.jp