2007年12月17日(月)「しんぶん赤旗」

おはよう ニュース問答

女性医師が働き続けられるようにしたいね


 みどり 小児科や産科を閉鎖する病院が増えているわね。

 はるか 救急時に対応できなくて、事故も相次いでいるわ。

悪循環で深刻に

 みどり 医師不足が原因ね。

 はるか 勤務する医師の働き方が大変厳しいって聞いたことがあるわ。

 みどり 三十時間を超える連続勤務や過労死が心配される月八十時間の時間外労働をしている医師が少なくないそうよ。

 はるか 勤務が厳しいから、退職する。退職する人が増えて医師不足が深刻になる。悪循環ね。

 みどり 私の友達は女性医師だけど、働き続けられるかどうか、悩んでいたわ。

 はるか 女性医師が小児科では三割、産婦人科では二割を占めているわ。

 みどり 悩んでいるのは彼女だけじゃないみたい。女性医師は医学部を卒業してほぼ十年たつと、出産や育児のために四分の一が医師をやめてしまうそうよ。

 はるか 勤務医が産前産後の休暇を取るための代替要員制度がないし、開業している女性医師も産休や育児休業がなかなか取れないそうね。

 みどり やりがいや生きがいを感じて医師を選択した女性たちが、仕事と育児の両立に不安をもっているなんて、医療の世界も、まだまだ男女平等では後れをとっているのね。

 はるか 日本医労連の調査によると、女性医師で生理休暇を取れるのはわずか3%、一方、六割が妊娠時に異常があったんだって。

 みどり 医師不足を解消するためにも、女性医師が出産や育児でやめることのないようにしなければね。

環境改善を提言

 はるか 女性医師の声や実態を受けて、開業医でつくる保団連(全国保険医団体連合会)女性部が、「女性医師の働く環境改善のための提言」を出したの。

 みどり それはうれしいわね。

 はるか 政府に、安全な医療を提供できる医師の働き方を研究すること、女性医師のための産休制度や保育制度・子育て支援策、再就業支援などを求めているの。

 みどり 私たちも政府に医療費予算を増やせって迫っていきたいね。

〔2007・12・17(月)〕


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