2007年11月22日(木)「しんぶん赤旗」

志位委員長がベトナム共産党代表団と会談

理論交流の継続発展で合意


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(写真)前日までの理論交流を終え、会談するトー・フイ・ルア団長(右)と志位和夫委員長(左)=21日、党本部

 日本共産党の志位和夫委員長は二十一日、理論交流のため来日しているベトナム共産党代表団(団長トー・フイ・ルア党書記局員)と党本部で会談しました。

 ルア団長は、ノン・ドク・マイン書記長からのあいさつを伝えました。

 同団長は「一回目の理論交流は大事な成果を収めた。両党のたたかいの事業にも寄与すると確信するし、マルクス主義をさらに豊かにするものだ」と感想を述べました。

 志位委員長は、マイン書記長をはじめベトナム共産党指導部へのあいさつを託しました。そして今年一月のベトナム訪問で、両党の友好と連帯の関係を二十一世紀にふさわしく発展させ、両党が世界とアジアの平和のために協力し、理論交流を進めることで合意したと振り返り、「最初の今回は、とても良い成果を上げたと思う」と語りました。

 双方は、今回の成果を基礎に、今後もさまざまなテーマで理論交流を両党間の長期的プロジェクトとして発展させることで合意しました。

 ルア団長は、ベトナムが一九八六年以来進めているドイモイ(刷新)路線の経過と現段階、現状と課題について説明。かつては市場経済を認めない時期などもあったが、ドイモイ路線を採用して以来大きな発展を遂げていること、理論をとくに重視しながら努力を続けていることなどを紹介しました。

 日本の労働者の実態についての質問が出され、志位委員長は、貧困の広がりや雇用のルールの破壊などを具体的な例も挙げて丁寧に説明しました。

 なごやかで同志的雰囲気のなかで行われた会談には、緒方靖夫副委員長・国際局長、森原公敏国際局次長が同席しました。


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