2007年11月20日(火)「しんぶん赤旗」

英兵士に「深刻な負担」

イラク・アフガン派兵 陸軍参謀長が警鐘


 【ロンドン=岡崎衆史】イラクとアフガニスタンに米軍に次ぐ規模の部隊を派遣している英軍が、兵士の負担増による士気低下から危機的状況にあることがリチャード・ダナット英陸軍参謀長の内部報告で明らかになりました。十八日付英各紙が、入手した報告書を基に報じました。

 報道によると、ダナット参謀長は、イラクとアフガンでの作戦が、英兵とその家族に「深刻な負担」を強い、「人々の善意を損ない、危機に陥れている」と述べ、二カ国で同時に行われている作戦の負担が英軍兵士を厳しい状況に追い込んでいることに警鐘を鳴らしました。

 参謀長は、兵員や装備の不足、劣悪な住宅環境や低賃金、カップめんやサンドイッチなどによる質の低い食事が兵士の間で日常化している問題なども挙げながら、「多くの善意が消え去り、多数の経験のある軍人が退役について話している」と指摘。著しい士気の低下から多くの有能な軍人が軍を離れようとしていることに危機感を表明しました。

 ダナット参謀長の報告書は、陸軍内の四十七部隊で、数千人の兵士に聞き取り調査して作成されたものだといいます。

 英軍は現在イラクに約五千人、アフガンに約七千七百人の兵士を派遣しています。



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