2007年10月29日(月)「しんぶん赤旗」
東大阪市長選
長尾氏が健闘、惜敗
前回比1万8千票増
当選は野田氏
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大阪府東大阪市長選が二十八日投開票され、日本共産党員で「明るい東大阪をつくる会」の長尾淳三候補(55)は前回選挙とくらべ一万八千票余増やしましたが、きん差で及ばず、三選はなりませんでした。当選は自民・公明推薦で前市議会議長の野田義和氏(50)。
九月の市議会で自民・公明が強行した市長不信任にたいし、広範な市民から「任期途中の市長を辞めさせるのはおかしい」という声があがりました。これにたいし自民・公明陣営は中央幹部や国会議員が東大阪入りして業界・団体を締め付けたり、動員された創価学会員が口コミで街頭で長尾氏にたいする激しいデマ攻撃をくりかえしました。
長尾氏に党派をこえた支持が寄せられ大幅に得票をのばしましたが、及びませんでした。
結果が判明した同日夜、「明るい会」事務所で長尾氏は「ご支援、ご期待をいただいた市民のみなさんにお礼を申し上げます。私の力不足をおわびします。市民の『不信任はおかしい』という声が党派を超えて広がり、くらし第一の市政への期待を実感しました。しかし、投票所へ足を運んでいただく力が不足していました」と語りました。
「明るい会」の村田雅治代表委員長は「わずかな差で、長尾さんを市役所に送り出すことができませんでした。力不足を痛感します」とのべました。事務所には会のメンバーや市民が多数つめかけ、長尾氏に声をかけ労をねぎらいました。
開票結果は次の通り(敬称略)
長尾淳三現七〇四五四
当野田義和新七二八二〇
西野 茂新二二〇一四
(投票率42・06%)