2007年10月10日(水)「しんぶん赤旗」

政府に一層の対話促す

ミャンマー国連特使が表明


 【ワシントン=鎌塚由美】国連の潘基文事務総長の特使としてミャンマー訪問を行ったガンバリ事務総長特別顧問は八日、十一月に予定される再訪では、政権側と民主化運動側との対話をいっそう促す考えを示しました。また、当局に国連人権高等弁務官らの受け入れも求めました。

 国連ラジオなどのインタビューにこたえた同氏は、次回のミャンマー入りの前に、日本、中国、東南アジア諸国連合(ASEAN)諸国を訪れ協力を要請すると語りました。ミャンマーでは、軍事政権側と民主化運動側の「橋渡し役」となる意欲を表明。ガンバリ氏は、タン・シュエ国家平和発展評議会議長と、民主化運動指導者のアウン・サン・スー・チー氏との直接対話が「早ければ早いほうがよい」と述べ、政権側が対話に条件をつけていることに懸念を示しました。

 国際社会とのかかわりでは、ミャンマーの人権状況に関する国連特別報告者、さらには国連人権高等弁務官の受け入れが望ましいとの考えを示しました。


もどる
日本共産党ホーム「しんぶん赤旗」ご利用にあたって
(c)日本共産党中央委員会
151-8586 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-26-7 TEL 03-3403-6111  FAX 03-5474-8358 Mail info@jcp.or.jp