2007年10月10日(水)「しんぶん赤旗」

英がイラク軍半減へ

首相が演説 来春以降2500人体制


 【ロンドン=岡崎衆史】ブラウン英首相は八日、下院で演説し、現在約五千二百五十人のイラク駐留英軍を半分以上減らし、来春以降の駐留規模を約二千五百人にする計画を明らかにしました。

 首相は二日、訪問先のイラクで、駐留英軍を年末までに四千五百人に減らし、現在英軍が管轄するイラク南部バスラ州の治安権限をイラク側に移譲すると発表しており、今回の演説はこれをさらに一歩進めたものとなりました。

 首相によると、段階的兵力削減に伴い英軍の役割は、来春を境に二段階に分かれます。

 来春までは、(1)イラク治安部隊・警察の訓練(2)補給線の確保とイラク・イラン国境の警備(3)緊急時のイラク治安部隊支援―。来春以降は、イラク治安部隊・警察の訓練が主な任務となり、緊急時のイラク部隊支援能力は縮小されます。

 また、二つの段階を通じて約五百人の補給・支援用の兵員をイラク外の中東地域に駐留させるといいます。

 首相のイラク演説を受け野党が意見を表明。野党第二党・自由民主党のミンギス・キャンベル党首は、「英国のイラク関与は悲惨な状況をもたらした。今こそ、英軍駐留は軍事的にも政治的にも役に立っていないことを認めるときではないか」と訴え、英軍の完全撤退を求めました。



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