2007年10月6日(土)「しんぶん赤旗」

「6カ国」の前進必要

南北首脳会談 米国務省が強調


 【ワシントン=山崎伸治】米国務省のマコーマック報道官は四日の記者会見で、第二回南北首脳会談「共同宣言」について、「南北関係が前進するかどうかは、かなりの部分が六カ国協議の前進にかかっているということを韓国側が北朝鮮側に明確にした」ことが重要だと評価しました。

 今回の首脳会談で一致した朝鮮戦争の「終戦」については、「六カ国協議全体が前進する必要があり、協議の中心問題は朝鮮半島の非核化だ」と指摘。年内の核無力化を盛り込んだ六カ国合意文書の実現の重要性を強調しました。

平和への重要な一歩

国連総長が声明

 【ワシントン=山崎伸治】国連の潘基文事務総長は四日、南北首脳会談について声明を発表し、両首脳が署名した共同宣言について「朝鮮半島および北東アジアの平和と安全のみならず、南北間協力の強化に向けた重要な一歩だ」と歓迎しました。

 「二国間対話や協力、六カ国協議などの多国間外交の強化を通じて、非核の朝鮮半島における永続的な平和に向けて踏み出すだけでなく、南北間関係を拡大、前進するという両首脳の約束を称賛する」と表明。「国連は国際社会と協力し、必要な支援を提供する用意がある」と述べました。



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