2007年9月19日(水)「しんぶん赤旗」
地元に支援の会結成
世田谷の国公法弾圧事件
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休日に職場と離れた場所で「しんぶん赤旗」号外を配った厚生労働省職員の宇治橋眞一さんが住居侵入容疑で不当に逮捕され、国家公務員法違反罪に問われている世田谷国公法弾圧事件で、地元・東京都世田谷区で十八日、「許すなビラまき弾圧! 世田谷の会」の結成総会が開かれました。区民ら約百二十人が参加しました。
宇治橋さんの公判は東京地裁で係争中。今回は地元の支援団体として、労組や民主団体、弁護団メンバーらが呼びかけ人になりました。
総会で世話人代表の平野時英・世田谷区労連議長が「ビラ配布は世間一般で当たり前の行為。これを理由に逮捕されるという事態が、私たちの身の周りで起きているということを、区民に広く知ってもらいたい」と発言しました。
宇治橋さんの主任弁護人を務める小林容子弁護士が裁判の状況を報告。宇治橋さんが「公安警察と検察は罪でないものを『罪だ』と騒いでいる。この裁判に必ず勝ち、言論弾圧を覆す必要がある」と訴えました。