2007年9月11日(火)「しんぶん赤旗」

長尾市長が再出馬へ

東大阪・不信任決議 市民に信問う


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(写真)市民に信を問いたいと、市長選再出馬を表明する長尾氏=10日、東大阪市役所

 大阪府東大阪市議会で多数を占める自民・公明などの野党会派が市長にたいする不信任決議を強行可決したことにたいし、長尾淳三市長は十日、記者会見し「議会解散でなく、直接市民に信を問いたい。五十日以内に実施される市長選挙に再出馬したい」と表明しました。

 不信任決議は、市議選(十六日告示、二十三日投票)が目前の三日、自公など三十八人の賛成、日本共産党四人など十人の反対で可決されました。自公による不信任の理由は「実現不可能な公約を掲げ市民の期待を裏切る」などと事実をねじまげたものです。

 会見で長尾氏は、不信任決議可決後、街頭で市民と対話し、市内の各種団体役員らと懇談してきたことにふれ「不信任に『理解できない』『道理がない』という市民の声があふれている」と強調。

 「市議会で起こったことは、市民が選んだ市長を、道理もなく、かつ市長の『議会解散権』を事実上奪う時期に、多数でひっくりかえそうとしているものです。民主主義からみて許されない重大な問題」と語りました。

 市長選再出馬について、「旧同和施策の終結など市民への約束を必ず果たす」と力説。「ムダをなくす」「くらしを守る」などの市民が選んだ新しい市政の流れを止めないために、必ず市長として復職する決意を表明しました。


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