2007年9月9日(日)「しんぶん赤旗」

ちひろ美術館30周年

東京でパーティー開く


 ちひろ美術館開館三十周年パーティーが八日、東京で開催されました。

 いわさきちひろ記念事業団理事長の山田洋次さんは、美術館運営はますます大変な時代になるだろうが、大勢のファンに支えられながら研究、美術館活動をやっていきたいとあいさつしました。

 同館東京館館長の黒柳徹子さんは、ちひろの夫の松本善明さん(元日本共産党衆院議員)と対談しました。松本さんは、ちひろと過ごした日々を「優しさに包まれているような、絵のような雰囲気のなかで生活していた」と振り返り、人前で泣くことのなかったちひろが死の直前の病床で最後にひとしずくだけ涙を流したエピソードなどを披露しました。

 ちひろの息子で安曇野ちひろ美術館館長の松本猛さんは、子どもの幸せと平和、絵本文化の発展に寄与するという、発足当初から掲げてきた美術館の理念を紹介しながら、国際交流や学校との連携に力を入れ新たな一歩を踏み出したいと語りました。


もどる
日本共産党ホーム「しんぶん赤旗」ご利用にあたって
(c)日本共産党中央委員会
151-8586 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-26-7 TEL 03-3403-6111  FAX 03-5474-8358 Mail info@jcp.or.jp