2007年9月4日(火)「しんぶん赤旗」
公約実行してるのに
東大阪市長不信任強行
傍聴の市民怒る
自民党、公明党と一部のリベラル東大阪(民主党)によって長尾淳三東大阪市長の不信任決議が強行された三日、東大阪市議会は「市民のためにがんばる長尾市長を不信任にしないで」と願う市民で傍聴席があふれました。
午前八時半、長尾淳三市長が市役所に登庁すると、抗議宣伝にかけつけた人たちから「市長がんばれ!」の声が飛び、拍手がわきました。「明るい東大阪をつくる会」と日本共産党は早朝から東大阪市役所前四カ所で宣伝。百五十人以上が傍聴につめかけ、傍聴は抽選に。議場に入れなかった人たちは別室に設けられたモニター画面で、不信任決議案の行方を食い入るように見守りました。
不信任決議案の強行可決に、近所の人と傍聴にきた主婦(64)は「市長は同和事業の削減など、公約を実行してきている。まだ任期が三年もあるのに、市民が選んだ市長を議会の三十八人だけで不信任するのは納得できない」と怒ります。
朝からかけつけた男性(37)は「(市長が談合事件で逮捕された)枚方市でも不信任にならないのに、長尾やから、共産党やからあかんというだけのむちゃくちゃなやり方。市議選で、この市議会に東大阪市民の良識をつきつけたい」と語りました。