2007年9月1日(土)「しんぶん赤旗」

非正規雇用が最多

労働力調査4―6月期


 総務省が三十一日に発表した労働力調査の四―六月平均の詳細結果によると、労働者に占めるパート・アルバイト、派遣・契約社員など非正規雇用者の割合が、新規採用が集中する時期にあたる四―六月としては過去最高の33・2%(前年同期比0・9ポイント増)となりました。男性は18・0%(同1・1ポイント増)、女性は53・1%(同0・6ポイント増)でした。

 労働法制の規制緩和のもと、企業が正社員を不安定で低賃金の非正規雇用に置き換える動きがさらに進んでいることを反映しています。

 前年同期に比べて、正社員数は二十九万人増加したものの、非正規雇用者数はこれを上回る八十四万人の増加となりました。正社員数の増加テンポは鈍化しています。

 年齢別に見ると、二十五―三十四歳での非正規比率の増加が目立ち、前年同期と比べ1・8ポイント上昇して25・9%となりました。非正規雇用者数は三百三十万人でした。

グラフ


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