2007年8月30日(木)「しんぶん赤旗」

東大阪市議選 来月16日告示

9人勝利で長尾市政前進を

市民大集会 市田書記局長が訴え


 九月十六日告示(二十三日投票)の大阪・東大阪市議選(定数四十六)で日本共産党の九人全員勝利をと二十九日、市田忠義書記局長を迎えた市民大集会が同市・東大阪アリーナで開かれました。市議選の集会では過去最高の二千人が参加し、「なんとしても勝ちぬこう」の熱気があふれました。

 市田氏は先の参院選での自民、公明の敗北の根本には暮らしと平和、民主主義をないがしろにする安倍政権の基本路線そのものへの厳しい審判があったと指摘。東大阪市ではその変化がすでに一年前に起き、再び日本共産党員の長尾淳三市長を誕生させたと強調し、「市議選では長尾市政を前進させるのか、党利党略でなく市民の願い実現の立場にたった議会を確立するのかどうかが問われている」とのべました。

 市議会で自民、公明などが「実現不可能な公約」などとして市長に対する道理のない問責決議や辞職勧告決議を議会ごとに出していることについて、長尾市政がこの一年間、二十四億円の上下水道庁舎の建設計画を中止し、旧同和施策でも関係施設の職員を二十三人削減するなどムダと同和にメスを入れ、国保・介護保険の減免制度の拡充など公約通り、市民施策を前進させていると強調しました。

 市長提出の予算案も条例案もほとんど全会一致で可決しているにもかかわらず九月議会で自民、公明などが不信任決議案を出そうとしていることについて、「辞職理由もない市長をやめさせる。これを党利党略といわずしてなんというのか」と批判。「市議団の四人から九人への躍進こそ東大阪の新しい流れ、長尾市政をさらに前進させる何よりの保障」と訴え、大きな拍手がわきました。

 長尾市長が、「この一年間、市民が主人公の市政へと確実に流れを変えることができました。市政の改革をすすめていくためにも与党の躍進を」と期待をのべました。市議予定候補がそれぞれ決意を表明しました。


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