2007年8月12日(日)「しんぶん赤旗」

デンマーク軍撤退

首相が米国の政策批判

イラク


 コペンハーゲンからの報道によると、デンマーク政府が今月一日までにイラク駐留軍約五百人を撤退させていたことが分かりました。ラスムセン・デンマーク首相も、地元紙で米国のイラク政策を批判するなど、英国同様イラク戦争で米国を支持してきたデンマークも米国との距離を置く姿勢を際立たせています。


 撤退したデンマーク軍は英軍指揮下、イラク南部で治安維持任務にあたってきました。

 駐留軍の撤退後、デンマークは英軍とイラク軍を支援するため、ヘリ四台と兵士五十人からなる部隊を新たにイラクに派遣。同部隊が駐留を続けます。

 一方、現地からの報道によると、ラスムセン首相は十日、デンマーク紙エクストラ・ブラデットとのインタビューで、米国のイラク政策に触れ「平和をもたらす準備がきちんとなされなかった」「治安状況は満足のいくものではない」と批判しました。イラクのフセイン政権を武力で打倒したこと自体については支持しました。

 イラク戦争後死亡したデンマーク兵は六人。イラク政策でブッシュ米政権に追随する政府に対して、デンマーク国民の多くは不満を強めてきました。デンマークでは総選挙が今秋にも実施される可能性があるため、政府は世論の動向に敏感になっていました。



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