2007年7月9日(月)「しんぶん赤旗」

ロンドン同時テロ2周年

厳戒のなか追悼行事

イギリス


 【ロンドン=岡崎衆史】五十二人が死亡し七百人以上が負傷したロンドン同時爆弾テロから二周年を迎えた七日、英国内で犠牲者の追悼行事が行われました。また、テロに反対する集会や会議も開かれ、宗派の違いを超えてテロに反対することが確認されました。

 ロンドン市内のキングズクロス駅では、テロ犠牲者の遺族や生存者とともに、ブラウン首相、リビングストン・ロンドン市長らが参列、犠牲者に献花し、祈りをささげました。駅の一角には、花束とともに、手紙やろうそく、犠牲者の写真などが置かれました。

 英国では、先月二十九日、ロンドン市中心部で二台の車による爆弾テロ未遂事件が起き、同月三十日にはスコットランドのグラスゴーで炎上した車が空港ターミナルビルに突っ込む事件が発生。政府が設定する五段階のテロ危険度は、一時最高の「危機的」に跳ね上がりました。現在、これは一段階低い「深刻」に引き下げられましたが、七日もテロ防止のため、ロンドン市内のあちこちで警官が巡視を行っています。

 グラスゴーでは七日、イスラム団体、キリスト教会、労働組合などが呼びかけてテロに反対する集会が開かれ、BBC放送によると、約千五百人が参加。主催者は宗派や思想の違いを超えてスコットランド社会がテロに反対することを訴えました。

 ロンドンでは同日、英国のイスラム諸組織を統括する英イスラム評議会が、イスラム宗教指導者二百人以上を集めて会議を開催。すべてのテロ行為を「完全に非難し、憎むべきもの」とみなす、イスラム教によるテロの正当化を許さないことを宣言しました。宣言は、他の宗教と「団結してテロの脅威に反対すること」を表明しています。


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