2007年7月4日(水)「しんぶん赤旗」

「自衛隊の国民監視」意見書

宇治市議会で可決

京都


 京都府宇治市議会で三日、「自衛隊による憲法違反の国民監視活動の中止を求める意見書」が、賛成多数で可決されました。意見書は安倍晋三首相などにあてたもので、日本共産党市議団と民主党市議団、社会議員団が共同で提案していました。自民、公明などは反対しました。

 意見書では、陸上自衛隊の情報保全隊による調査・監視活動が自衛隊の「任務」の範囲内でないことは明白だと指摘し、「個人のプライバシーに対する人権侵害行為であるとともに、言論・表現の自由を否定する憲法違反の何ものでもない」と批判。政府に対し、国民監視活動の全容を明らかにすることと、国民監視活動を直ちに中止することを求めています。



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