2007年7月2日(月)「しんぶん赤旗」

イラク政権、米軍非難

市民犠牲の作戦「承認ない」


 【カイロ=松本眞志】駐イラク米軍は六月三十日の早朝、空陸からイラクの首都バグダッド北東部のサドルシティーを急襲し、イラク人二十六人が犠牲となり女性や子どもを含む多数が負傷しました。住民からは「無抵抗の市民に対するかつてない報復行為」「安眠している市民に対する攻撃を正当化するのか」と怒りの声があがっています。

 カタールの衛星テレビ・アルジャジーラによると、米軍は同日午前四時ごろ、ヘリコプターと戦車をともなう大規模軍事作戦をサドルシティーで展開。眠っている住民を恐慌状態に陥れました。

 米軍側は、攻撃で死亡した二十六人のほとんどがイランのテロ組織に関係する武装集団のメンバーであると説明していますが、住民側は「少なくとも犠牲者八人は一般市民だ」と反論。米軍ヘリコプターがバグダッド北東部の人口密集地域にミサイル弾を撃ち込み、戦車部隊を市内に侵入させて広範囲に砲撃を行ったと証言しています。

 マリキ政権は声明を発表し、イラク軍司令官の承認なしに今回の軍事作戦が行われ、一般市民が犠牲となったと米軍側を厳しく非難しました。



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