2007年6月22日(金)「しんぶん赤旗」

イラク米兵、戦闘拒否

反戦組織が支援呼びかけ


 【ワシントン=山崎伸治】イラクに駐留する米兵の一人が十九日、「戦闘任務」に従事しないことを直属の上官に表明しました。「反戦イラク退役軍人会」が二十日、明らかにしたもので、バグダッドにいる兵士による反戦の意思表示が公になったのは初めてです。同会はこの兵士が不当な弾圧を受けないよう、議会などに呼びかけています。

 この兵士はバグダッドにある米軍基地キャンプ・ビクトリーにいるエリ・イズレアル特殊技官(26)。ケンタッキー州兵の歩兵部隊に所属しています。

 イズレアル氏は十九日、米本国の友人にあてた手紙で「私たちはいま、自分たちの国土では決して許されないようなやり方で、この国(イラク)の人たちを侵害している」と表明。「私はもはやこの紛争(イラク戦争)で『戦闘任務』を担うことや『大企業の手先になる』ことはやらないと彼ら(上官)に言った。彼らはこれを『直接の命令に違反した』とみなしただろう。私はおそらく二十四時間以内に少なくとも収監されるだろう」と伝えています。そして「軍はできれば私を葬り去り、すべての状況を隠ぺいすることは間違いない」として、「私が消えてしまわないよう、だれにでもかまわないから私のことを知らせてほしい」と訴えています。

 反戦イラク退役軍人会では、同氏がバグダッドにいるため、「法的な支援その他の援助がない状態」であることを懸念。同氏の出身地であるケンタッキー州選出の上院議員らに働きかけるよう呼びかけています。



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