2007年6月21日(木)「しんぶん赤旗」

トンネルじん肺

国と正式和解成立

東京高裁 原告ら「根絶まで運動」


 国発注のトンネル工事でじん肺になった元建設労働者や遺族計九百六十九人が、国に政策転換を訴え損害賠償を求めたトンネルじん肺根絶訴訟のうち、東京高裁(石川善則裁判長)で原告四十九人が係争中だった訴訟が二十日午後、正式に和解が成立しました。対策を怠った国の責任を追及した第一次の提訴から、じつに約四年七カ月ぶりの解決で、残りの三高裁十地裁でも順次和解が成立する見通しです。


 同日午後、高裁前には全国各地から同訴訟の原告らがかけつけ、大きな拍手のなかで家族会の山崎眞智子会長らが「根絶へ政策転換」「トンネルじん肺 国と和解成立」の垂れ幕を高く掲げました。

 原告側と国の間で、十八日に締結された合意書に基づき、国が粉じん障害防止規則を改正し、じん肺防止対策を強化します。

 同訴訟の原告・弁護団は同日、東京都内で東京高裁勝利和解報告集会を開き、「これまで拒否しつづけてきた国に、じん肺政策を転換させた新しい出発点であり、国に和解条項の実行を迫っていく」と、今後もじん肺根絶へ運動をつづけていくことを確認しました。


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