2007年5月16日(水)「しんぶん赤旗」

兵士の母らデモ 米

“帰らぬ3398人 イラク派兵やめよ”

「戦争資金承認するな」


 【ワシントン=鎌塚由美】母の日にあわせてイラク戦争の即時停止を求めるデモが十四日、ワシントンのホワイトハウスから米連邦議会までのルートで行われました。イラクでの息子の戦死を機に反戦活動を続けてきたシンディ・シーハンさんの呼びかけで、米兵の母親が先頭に立ちました。母の日は十三日の日曜日ですが、今回のデモは議会に働きかけるため月曜日に実施されました。


写真

(写真)米議会に向けてデモ行進するシンディ・シーハンさん(前列右から3人目)ら=14日、ワシントン(鎌塚由美撮影)

 「(米議会は)戦争資金を承認するな。母親たちは訴える―もう一人も死者はいらない」と唱和しながら、参加者は行進。道行く観光客らにピースサインを送ると、ピースサインでこたえる人々の姿がありました。

 デモ参加者は午後、イラク戦争での米兵の最新の戦死者数を示す「3396」のシールをTシャツに張り行進を開始。議会に到着したころには戦死米兵が「3398」に増加したとの一報が入りました。十四日、米兵の死者は三千四百人を突破。戦死米兵が刻々と増えていることに参加者からは「ブッシュよ、違法な戦争をやめろ」と怒りの声が上がりました。

 行進に先立ちホワイトハウス前で行われた集会には、イラク撤兵を主張してきたリン・ウルジー下院議員(民主)が参加しました。九十日以内にイラクからの戦闘部隊の撤退を開始する「撤退法案(十日に否決)も、あなた方の活動がなければ百七十一もの賛成票は集まらなかった」と指摘。「即時撤退が国民多数の声だと知っている民主党議員をいっそう励まし、共和党議員をも動かそう」と呼びかけました。

 シーハンさんは、「イラクで毎日、人が死んでいる。人命を最優先事項にすべきです。多くの人々が立ち上がり、平和のために声をあげてほしい」と訴えました。

 カリフォルニア州フレズノ在住のリック・ハドルストンさん(54)は、「休暇をとり初めて反戦運動に参加した」といいます。「戦争をやめる気配がない政府や議会にがっかりしています。私たち国民が即時撤退の意思表示をする時です」と語りました。



■関連キーワード

もどる
日本共産党ホーム「しんぶん赤旗」ご利用にあたって
(c)日本共産党中央委員会
151-8586 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-26-7 TEL 03-3403-6111  FAX 03-5474-8358 Mail info@jcp.or.jp