2007年5月6日(日)「しんぶん赤旗」
参院選 各党動き本格化
共産党 候補者先頭に勝利へ全力
日本の進路と国民のくらしにとって重大な意味を持つ参院選の公示(七月五日予定、投票は同二十二日)まで二カ月を切りました。四月のいっせい地方選挙と並行して参院選準備を進めてきた各党は、連休明けから選挙に向けた動きを本格化させます。
参議院の定数は二百四十二ですが、うち半数の百二十一議席を三年ごとに改選。比例四十八、選挙区七十三議席の改選議席をめぐり各党が激しく争います。
日本共産党は、いっせい地方選挙の後半戦で重要な前進をかちとり、全体を通して参院選で前進するための条件、可能性を切り開きました。この選挙の教訓を生かし、参院選では比例代表選挙で五議席の絶対確保、六百五十万票以上の得票をめざし全力をあげます。選挙区では現職区の東京での議席の絶対確保とともに、前回の〇四年選挙で議席を失った神奈川、埼玉、愛知、京都、大阪、兵庫で議席の奪還をめざします。
日本共産党はいっせい地方選に続く参院選を(1)自民党政治の平和とくらしを壊す悪政に正面から立ち向かう力を伸ばす(2)自民、民主の「二大政党づくり」の動きを本格的に押し返し、自民党政治を大本から変える力を伸ばす選挙と位置付けています。この点で、今回の選挙は共産党が伸びるかどうかが最大の焦点です。
比例・選挙区の候補者は連休中から各地の街頭で、「国民の命綱の党」「唯一の確かな野党」「憲法九条を守る党」など日本共産党の値打ちを語り、支持を呼びかけ、奮闘しています。
他党も「天下分け目の決戦」(自民・中川秀直幹事長)、「政治生命をかけてたたかう」(民主・小沢一郎代表)など、総力をあげています。