2007年4月23日(月)「しんぶん赤旗」

区市議選全員当選

狛江・港・目黒・渋谷・豊島・文京・墨田・三鷹・清瀬・東村山・国立・国分寺・小平・昭島・調布・府中・多摩・稲城・羽村

1人区で伊王島・香焼(長崎市議選)


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(写真)狛江市議選で全員当選を果たし、矢野ゆたか市長(中央)とともにバンザイする(左から)田辺良彦、藤田鋭、宮坂良子、一人おいて西村あつ子、田中とも子、鈴木えつおの6氏=23日午前0時15分、東京都狛江市

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(写真)5人全員当選でわきかえる支持者ら。前列左2人目から清沢、田中、福田、山口、ほのべの各候補=23日、東村山市

 住民の命と暮らし、憲法と平和の行方がかかった、いっせい地方選後半戦の東京特別区・市町村長・議員選挙は二十二日、参院二補選(福島、沖縄)とともに投票がおこなわれ、東京都の七区一市を除き即日開票されました。

(日本共産党の当選者)

 共産党員市長の東京・狛江市(定数二十二、二減)では、自民・公明・民主などの矢野市政攻撃をはね返し、六人全員当選で議会招集権を維持しました。同じく党員市長の岩手県陸前高田市(定数二十、二減)でも、三候補がそろって当選しました。

 東京都では、公明党が政務調査費の不正使用で全員辞職した目黒区(定数三十六)で五人全員当選したのをはじめ、文京区(定数三十四)で一議席増の七人、豊島区(定数三十六)で二議席増の六人、渋谷区(定数三十四)で六人、港区(定数三十四)で六人、墨田区(定数三十二)で五人それぞれ全員当選を果たしました。

 同清瀬市(定数二十二)、多摩市(定数二十六)、東村山市(定数二十六)でそれぞれ五人、国分寺市(定数二十四)、小平市(定数二十八)、調布市(定数二十八)、国立市(定数二十四)、三鷹市(定数二十八)でそれぞれ四人、昭島市(定数二十四)、府中市(定数三十)、羽村市(定数十八)、稲城市(定数二十二)でもそれぞれ三人の全員が当選しました。また、大島町(定数十六)で三人当選、瑞穂町、御蔵島村、小笠原村で現有議席を維持しました。

 足立区(定数五十)では、党候補十一人中八人の当選でした。

 長崎市長銃撃殺害事件があった長崎市議選の伊王島区、香焼区(いずれも定数一)では、現職の党候補が競り勝ち、議席を守りました。また長野県松本市議選四賀区(定数一)でも、新人が当選しました。

 合併で分区選挙となった京都府福知山市では、定数二の三つの選挙区で党候補三人が当選しました。

 高知市議選高知区(定数四十)では一議席増の八人全員の当選を果たしました。

 大阪府豊中市、枚方市、池田市、守口市、寝屋川市、岸和田市、門真市、忠岡町などで全員当選しました。

 党議席のなかった福島県広野町(定数十二)、熊本県津奈木町(定数十二)で新人の党候補が当選するなど議席空白の克服がつづきました。

 鳥取、三重県では、擁立した党候補全員が当選しました。

 日本共産党は、今回の市区町村議選に千四百四十三人を擁立(うち無投票当選、五十八人)。「国民健康保険料の引き下げ」「子どもの医療費無料化」など、住民の身近で切実な要求の実施を正面に掲げて論戦を展開、共感を広げました。

 民主党が東京をはじめ各地で、「にわか野党ポーズ」をとり、議席の大幅増をめざし大量立候補。また、公明党による反共デマ宣伝や選挙妨害も各地で引き起こされましたが、これに対し候補者や党員が街頭でただちに反撃し撃退する例も多くありました。

 住民の切実な要求と憲法九条を守る日本共産党と、住民に犠牲を押し付ける自民・公明・民主など「オール与党」勢力との対決であることを示し、党議席の値打ちを訴えてたたかいました。

 市区町長選では三十五人を公認・推薦・支持してたたかいました。東京・国立市では党推薦の新人、関口博氏(国立市議)が初当選しました。

喜びにわく 狛江の事務所

 「やったー」「本当によかった」。市民本位の矢野ゆたか市政をさらに前進させるのかどうかをめぐり、激しくたたかわれた東京・狛江市議選で、矢野民主市政のいっそうの前進を訴えた日本共産党の六候補全員の当選が決まり、選挙事務所は喜びにわきました。

 当選したのは、鈴木えつお、田辺良彦、藤田鋭、西村あつ子=以上現=、田中とも子、宮坂良子=以上新=の六候補。この結果、共産党の議席占有率は26・1%から27・3%に前進し、野党の矢野市長不信任を許さない議席(25%以上)を引き続き確保し、市政を前進させる与党議員団を確立しました。

 日本共産党と後援会は、自民、公明両党などが支えた腐敗・汚職、市民不在の前市政から、清潔・公正で暮らし、福祉最優先の市政へと転換し、小学校入学前のすべての子どもの医療費無料化など、多摩地域トップクラスの施策を実現してきた矢野市政十一年の成果と、野党の理不尽な妨害とたたかい、建設的提案で市政を支えてきた共産党六議席の値打ちを語り、支持を広げました。

 矢野市政の転覆を狙う自民、公明、民主などの野党陣営は、矢野市政への攻撃を強めましたが、これを打ち破りました。


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