2007年4月7日(土)「しんぶん赤旗」

公明党は児童手当に反対?

自分にはね返るデマ攻撃

小池氏批判


 日本共産党の小池晃政策委員長は六日、埼玉県議選の応援に入り、このなかで公明党の反共攻撃に反論しました。乳幼児医療費の無料化、助成制度の拡充をしてきた日本共産党にたいし、予算に反対したから実績ではないという公明党に対し次のようにのべました。

 公明党のみなさんが、日本共産党は子どもの医療費の問題で実績をあげたというけれども予算に反対しているから実績ではないんだと宣伝しているようなので一言ふれておきます。

 みなさん、いまの予算というのはいいものはありますが、ほとんどは大増税、負担を押し付ける、ムダ遣い、そういうものが全部入っています。住民の立場に立てばこうした予算に反対するのは当たり前ではないですか。

 こうした予算に賛成するということは、知事のいうことには全部なんでも賛成するということです。与党になるということです。公明党のみなさんのいっているのは結局、与党でなければダメだ、全部与党にしてしまえということです。こんな民主主義のイロハもわきまえない議論はないのではないでしょうか。

 しかもこういうことをいうと公明党にも跳ね返ってきます。たとえば児童手当が一九七一年にできました。そのときみんな賛成して児童手当法をつくりました。しかし一九七一年度の予算に公明党は反対しています。七二年度も反対しています。七三年度も反対しています。公明党はそのとき野党でしたから。

 “予算に反対したから実績ではない”ということであれば、公明党のみなさんは児童手当をつくったことにも反対したということになってしまうではありませんか。

 こういうでたらめな宣伝は選挙の結果でみなさんの審判をくだしていただきたい。


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