2007年4月6日(金)「しんぶん赤旗」

定率減税廃止で 公明党

自分が「言い出しっぺ」と認めながら

「デマ」という笑止

志位委員長の訴え


 日本共産党の志位和夫委員長は五日、福島市内での演説で、定率減税半減・廃止と年金課税の増税による雪だるま式負担増のお年寄りいじめを告発したうえで、公明党がこの問題で的外れな反共攻撃をおこなっていることに、つぎのようにきびしく反論しました。


 この大増税をすすめた責任はだれにあるでしょうか。公明党は「共産党は、定率減税の廃止を言い出したのは公明党だとして『増税戦犯』との的外れなレッテル張りに躍起ですが、これも笑止千万の『デマ宣伝』です」(「公明新聞」四月三日)などといっています。

 しかし、最初に「増税戦犯」と書いたのは「東京」の記事「定率減税協議検証」(二〇〇四年十二月十六日付)でした。この記事のなかでは、「増税の『戦犯』にされては来夏の都議選を戦えない」と公明党が定率減税の見直しに懸念を示したときに、自民党の片山虎之助参院幹事長に「もともと公明党が言いだした話だろう」と一喝され、協議に参加した公明党メンバーが「うちが言い出しっぺだから、そこを攻められたらどうしようもない」と増税を了承した経過を克明に報道しています。

 定率減税見直しの「言い出しっぺ」が公明党であることは、同党自らが認めていたことです。自分自身で認めたことを、「笑止千万のデマ」という公明党の言い分こそ、笑止千万といわなければなりません。

 こんどの選挙では、「増税戦犯」の公明党、共犯者の自民党に、きびしい審判をくだしましょう。


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