2007年3月21日(水)「しんぶん赤旗」

開戦4年

米大統領、撤退を拒否

「戦況好転に時間かかる」


 【ワシントン=鎌塚由美】ブッシュ米大統領はイラク開戦から四年目の十九日、声明を発表しました。同大統領は、戦況の好転には「時間がかかる」として国民に忍耐を求め、高まるイラク撤退の世論をけん制し、撤退すれば「計り知れない結果をもたらす」と語りました。同大統領は、厳しい表情で声明を読み上げ、記者からの質問も受け付けずに会場から即座に立ち去りました。

 同大統領は、現在米軍が行っているバグダッドでの作戦に「前進がある」と述べる一方、「新戦略の効果が出るにはさらに時間がかかるだろう」と語りました。さらに「作戦の展開によっては、よい日も悪い日もあるだろう」と語り、「イラクでの勝利は容易には進まない」とも述べました。

 ブッシュ大統領は、議会に対してイラク戦費を盛り込んだ二〇〇七年度追加予算案を速やかに採択するよう要求、民主党が提出した〇八年八月を米軍撤退の期限とする付帯決議案を拒否する考えを示しました。イラク撤退を求める声については、イラクでの「課題」を前に「荷物をまとめて帰国するのが、最良の選択肢だと結論づけようとする」ものだとし、「その結果は、米国の安全保障にとって壊滅的なものとなる」とけん制しました。

 ブッシュ大統領はこれに先立ち、イラクのマリキ首相とテレビ会談し、連携維持を確認しました。



■関連キーワード

もどる
日本共産党ホーム「しんぶん赤旗」ご利用にあたって
(c)日本共産党中央委員会
151-8586 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-26-7 TEL 03-3403-6111  FAX 03-5474-8358 Mail info@jcp.or.jp