2007年3月19日(月)「しんぶん赤旗」

「今すぐ米兵を帰せ」

イラク開戦4周年 国防総省むけデモ

ワシントン 現役兵士も隊列に


 【ワシントン=鎌塚由美】米国では十七日、「戦争停止と人種差別停止を今こそ(ANSWER)」連合が主催する反戦デモが、国防総省(通称ペンタゴン)に向けて行われ、冷たい風が吹き付けるなか各地から約二万人(主催者発表)が参加しました。ペンタゴンの前で参加者らは「今すぐ兵士たちを帰せ」「ブッシュ(大統領)やチェイニー(副大統領)を(議会が)弾劾せよ」と訴えました。

 デモでは現役兵士やイラク帰還兵が行進の前方で隊列をつくり、イラクからの即時撤退を求めました。

 ペンタゴン前での集会では、イラク戦争で息子を亡くしたシンディ・シーハンさんが訴えました。シーハンさんは法を無視してイラク戦争・占領を進めるブッシュ大統領を「キング・ジョージ」と呼び、「アメリカでは、法を超越する者はいない」と批判。「国民こそが政策決定者だ」と語り、「ブッシュ大統領とチェイニー副大統領の弾劾を」と求めました。

 現役兵士の間でイラク反戦署名運動を進めるジョナサン・ハット氏=海軍兵士=は「兵士たちは入隊時に『海外、国内のあらゆる敵から憲法を守る』と宣誓した」と述べ、「われわれは今、イラクを破壊し、イラクの市民を殺し続け、米兵を犠牲にし続ける」ブッシュ政権という「国内の敵とたたかっている」と語りました。議会に対しては、選挙で示されたイラク撤退を求める国民の意思を代表する「気骨を持てと迫ろう」と訴えました。

 行進がスタートしたワシントン中心部のベトナム戦争記念碑近くでは、戦争支持派も結集し、星条旗を掲げて「戦争に勝利しなければ、ジハーディスト(イスラム聖戦主義者)に負けるだけだ」と気勢をあげる場面もありましたが、反戦デモの参加者らは、戦争支持派にピースサインでこたえていました。



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