2007年3月9日(金)「しんぶん赤旗」
いま、輝かせよう憲法
国際女性デー中央大会開く
「改憲ストップ!格差社会ノー!いま、輝かせよう日本国憲法」を掲げて八日夜、東京・九段会館で「二〇〇七年国際女性デー中央大会」が開かれました。
国際女性デーは、「パンと権利と平和」のために世界中の女性が行動する日。今年九十七年を迎えました。
千人の女性でいっぱいになった会場。実行委員長の堀江ゆりさん(婦団連会長)は、日本での戦後初の国際女性デーから六十年の今年、改憲手続き法案が狙われる緊迫した事態を迎えていると指摘。「ひるまず、明るくたたかいをすすめていこう」と呼びかけました。
アメリカ、イギリスの教育事情に詳しい教育学者の山本由美さん(浦和大学短期大学部助教授)が講演。一斉学力テストや学校選択制などの「教育改革」でいかに教育がゆがめられるかを告発し、父母や教職員の共同の大切さを語りました。
「交流と連帯のひろば」では、横断幕や団体旗を手に参加者が次々と登壇。寸劇に笑いがはじけ、会場が一体となって「憲法九条を守ろう」の唱和を響かせました。
「憲法を守ろうと毎月一回、駅前でプラスターを持って立っている」(新日本婦人の会東京・練馬支部)などの発言に大きな拍手がおきました。
日本共産党の紙智子参院議員、都知事候補の吉田万三さんが来賓あいさつをしました。
東京都葛飾区から参加した女性(59)は、「業者婦人の話や安倍『教育改革』など本当に切実な話ばかりです。女性の力で頑張っていきます」と語っていました。
集会後、ペンライトやタンバリンを手に、デモ行進しました。