2007年2月11日(日)「しんぶん赤旗」

憲法・共同の力 確信に

改悪教基法の具体化許さぬ

全教大会始まる


 「憲法改悪反対!改悪教育基本法の具体化をゆるすな!」「憲法の力・国民共同の力で民主的な学校と教育を」などのスローガンを掲げ、全教(全日本教職員組合、全労連加盟)の第二十四回大会が東京都内で始まりました。三日間の日程です。

 石元巌委員長は、かつてない世論と運動を盛り上げた教育基本法改悪阻止のたたかいを振り返り、人を人として大切にするという憲法の精神が国民の間に脈々と生きていると強調。憲法と教育条理に依拠するなら、教育を国民の手に取り戻せると力を込めました。日教組組織や管理職とも共同・対話を大きく広げた運動の到達点を“財産”にし、憲法改悪や改悪教基法の具体化、貧困・格差の拡大を許さないたたかいを呼びかけました。

 東森英男書記長が運動方針を提案しました。憲法改悪阻止を運動の中心にすえることを指摘。「総括学習運動」などで教基法改悪阻止闘争の到達点を確信にし、「参加と共同の学校づくり」をすすめ、教育についての国民的合意を広げ、学校選択制や教員免許更新制など改悪教基法の具体化を許さないたたかいをすすめようとのべました。就学援助や奨学金制度の充実など教育の格差づくりを許さないとりくみを訴えました。

 初日の討論では、「教基法改悪が先取りされた東京では、一斉テストと学校選択制で入学ゼロの学校も生まれている。改悪反対の運動の成果をいかし、『安倍教育改革』を阻止していく」(都教組)など、改悪教基法の具体化を許さないとの発言が相次ぎました。

 全労連の坂内三夫議長、新日本婦人の会の高田公子会長、日本共産党の石井郁子衆院議員らが来賓あいさつしました。


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