2007年1月29日(月)「しんぶん赤旗」

戦争への資金打ち切れ

ワシントン反戦集会

全州から参加者続々


 【ワシントン=鎌塚由美】好天に恵まれた二十七日、米連邦議会前のモールと呼ばれる広場には、早朝から参加者が続々と集まりました。「国民は(中間選挙でイラク撤退を求める)意思表示をした」「石油のために、これ以上の流血はいらない」と参加者が高く掲げるプラカードが波打ったモールでの集会。デモ行進では、反戦行動に立ち上がったイラク帰還米兵たちが、力強く「占領をやめろ。今すぐ兵士を帰せ」と唱和、行進を引っ張りました。


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(写真)集会後、議会の周囲をデモ行進する人たち=27日、ワシントン(山崎伸治撮影)

 この集会にはすべての州から代表が送られました。大型バスで各地から人々が駆けつけました。前夜十一時にマサチューセッツ州西部をたち、午前七時にワシントンに到着したメッタさん(52)一行は、六十人乗りのバス四台でやってきました。「一台埋まるかと最初は心配していましたが、四台も」と笑顔を見せました。

 ニューハンプシャー州から五台のバスで来たジェームズ・ローマーさん(72)は、「退役平和軍人会」のメンバー。「民主党が議会で(国民の声にこたえ)声をあげるよう働きかけることが、今とても重要だ」と強調します。「イラク増派に反対する決議はすばらしいが、十分ではない」ときっぱり。「戦争への資金を打ち切れ」と書いたプラカードを持参しました。

 議会を取り囲んだ行進では、「議員たちよ、戦争には一セントも予算をつけるな。戦争への資金はもういらない」と参加者が元気に声をあげました。

 「(フロリダ州の)タンパはノーと言う」と書かれた段ボール紙を手にしたキャロル・キャストルベリーさん(54)は、夫のトッド・ペーターソンさん(54)と初参加。トッドさんは、「戦争に反対する共和党員」というプラカードを集会で入手しました。

 キャロルさんは「私は共和党じゃない」とのこと。「ブッシュ大統領の一般教書演説を聞いて、腹が立って『ノー』と叫びました。選挙での国民の審判を無視して増派だなんて許せません」

 「平和と正義のための連合」のウェブサイトでこの日の行動を知り、夫を引き連れてワシントンへ。トッドさんは「米国が世界の警察官であるべきかどうか、夫婦で意見が違うんだ」と苦笑いしながらも、「共和党員でもブッシュ大統領とまったく同じ考えではない。イラクから米国は早く抜け出さなくてはならない」と語りました。

 カリフォルニア州中部のトゥオーミ郡の反戦グループを代表して一人でやってきたメリーランド・ダンガンさん(57)。地元の仲間の署名で埋まった旗を手に、行進の解散地点で語りました。

 「集会・デモはすばらしかった。でも肝心なのは二十九日の議会への働きかけです。私たち国民は戦争を終わらせることに本腰を入れている、と議会にさらに圧力をかけなくてはなりません」


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