党大会での討論

日本共産党第21回大会

住民要求を次々実現信頼高め党員倍加

宮城 三島 隆司代議員

1997年9月26日付「しんぶん赤旗」


 仙台太白・若林地区生出(おいで)支部は、仙台市のはずれにある秋保温泉を抱え、山形県と川崎町、村田町と接する緑豊かな農山村地域と新興団地で活動しています。一万人の有権者に責任を負っています。十三年前に、隣の人来田支部から分割して三人でスタートしました。

 日本共産党の新しい躍進の流れはこの地域でも、これまで党と国民を隔ててきた垣根や誤解と偏見の壁が崩れつつあることを、私たちも実感させられています。

 この間、支部では、横田有史県議、嵯峨さだ子市議とともに、住民の切実な要求を実現するためのとりくみをすすめてきました。

敬老パス実現や学童保育設置も

 民医連加盟の長町病院友の会と地元・坪沼地域の住民とで民間バスでも使用できる敬老乗車証の共通パス化を実現させた運動にとりくみました。

 東北自動車道の防音壁を設置させる運動にとりくみ、現在工事中です。地域の自然を守りゴルフ場や産業廃棄物処理場の建設による汚染から市民の水がめを守る運動に、住民とともにとりくんできました。

 新興団地では学童保育所を設置させる運動をすすめ、秋保地域でも防音壁設置、住民の要求にもとづきバス路線を変更させる運動など、一つひとつとりくんできました。

 こうしたとりくみが、住民の日本共産党への信頼を高めるとともに、党への偏見・誤解をなくすうえでも大きな力になりました。運動を通じて築かれた住民と党の深いつながりを生かして、党勢の拡大でも前進しています。

読者一・四倍に日刊紙配達体制も

 党員拡大では、前党大会以後四人の新入党者を迎えていましたが、「得票の一割の党員」の実現をめざし、九月六日に「党を知る会」を開きました。呼びかけた人は、日曜版読者や住民運動をいっしょにすすめた方、演説会に毎回来てくれる方、会場になった家の近所の方など十一人に参加を呼びかけました。

 その十一人全員が参加してくれ、その場で五人が入党しました(拍手)。そのなかには、「自分たちはもう党員になったと思っていた」というご夫婦もあります。後日、さらにもう一人が入党しました。  今日(二十四日)お昼に支部から連絡があり、新たに二人の入党者を迎えて支部の党員を倍加しました(拍手)。秋保地域にも支部を確立するつもりです。

 機関紙拡大では、機関紙担当者を先頭にして毎月拡大行動にとりくんだ結果、前大会時比で日刊紙一一三%、日曜版一三八%となっています。この間、日刊紙の配達体制も強化し、地元紙でさえ郵送の坪沼地域に日刊紙の配達コースを確立。この地域は世帯数百八十戸ですが、三軒に一軒の読者をもつことができています。これまで郵送だった秋保地域でも日刊紙の配達を実現しました。

 私たちは第二十一回大会決議案にのべられている党勢拡大の法則的発展方向に確信を深めています。「支部が主役」の活動をいっそう強化し、「政策と計画」の補充・充実とその達成に全力をあげる決意です。新入党者が増えているなかで、全員が支部会議に参加できるようにすることをとくに重視しています。  党員が倍加できたという連絡が発言の直前にあって、すごく緊張してしまって、原稿が少し足りなくなってしまいました。すみません。(笑い拍手


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