党大会での討論

日本共産党第21回大会

空白議会なくすには学生も「いまから学習」

岡山 滝沢 昇代議員

1997年9月26日付「しんぶん赤旗」


 私たちの民青同盟学生班や支部では毎月、民青同盟員と党員を迎え、ことし三月に卒業生を出しても、倍加しています。(「ほおーの声と拍手

 去年までは、どうしても前進できませんでした。いまから考えると、活動の幅も狭く、情勢も本当にはつかめていなかったと思います。

 毎週の支部会議では、思い切って学習する時間をもつようにしました。学習のなかで、「社会を変える」という点での党と民青同盟の魅力だけでなく、大学で学び、社会に貢献する生き方もつかむことができました。

 大きく変化するきっかけとなったのは、六中総決定の論議でした。得票が自民党の四割に達したこと、日本共産党と国民との関係が新しい質的な段階に入ったことなどを、支部で何度も真剣に論議しました。「政権を展望する政党としての活動が求められている」こと、「すべての学生に党と民青同盟を知らせれば、共感を得られる」という確信がつかめました。

 もうひとつ変化したのは、「政策と計画」をもった支部活動になったことです。得票の一割の党員とはどれぐらいなのか。それはどうすれば、できるのか。そのために、ことしの新入生歓迎で、どれだけの目標をもつのか、などを決め、活動が組み立てられるようになりました。

「共産党大好き」「民青知りたい」

 青年学生の変化を実感したのは、センターテストのアンケートでした。受験生に「がんばってほしい」と激励され、「共産党大好き」という女子高校生がその場で民青同盟に加盟しました。岡山では、街頭で加盟者がでるのははじめて(笑い)で、「街頭でもどこでも増える」(笑い)という確信を与えてくれました。

 その後のアンケート・対話活動で六百人以上の学生と対話。「社会をよくするために力をあわせて行動したい」「どうすればよくなるか知りたい」が八割を超え、民青同盟について「いっしょにやってみたい」「話をききたい」という学生が半数を超えました。日本共産党にたいしては「いま一番正しいことをいっている党」「唯一の野党としてがんばってほしい」と好意的な声が多く寄せられました。

 「求められていると実感できた」「党や民青同盟が学内で、普通の存在になった」と自信がつき、全学生を視野に入れた活動ができるようになりました。先日も知らない一年生から手紙がきました。「大学で配っているビラを読んで、民青同盟のことがもっと知りたい」「民青同盟で何かを見つけられたら」と書いていました。

 県内のほかの学生支部、学生班でも、すべての支部と班で新しい仲間を迎えました。ある民青同盟班は三大学の集合班でしたが、いまでは三つの班に増えました。

 新同盟員は、とても元気で活動的です。「科学的社会主義を学びたい」ということで、班では『空想から科学へ』を学んでいます。いつも議論が白熱し、時間を忘れるくらい。赤旗まつりに、プリクラで志位さんや不破さんといっしょにとれる「志位プリ」「不破プリ」をつくったら絶対売れる(爆笑)、なんていう話もでるくらいです。

「私も選挙の候補者に」…

 大会決議案の論議も毎週、支部会議で深めました。

 空白議会をなくすという提起にも、「多くの人が立候補しなければならない。ということは、立候補してほしいといわれて、『できません』といっていたら、議員は増えない(笑い)」「もし、自分たちが、立候補してほしいといわれたら、ちゃんとこたえなくてはいけないはず(笑い)」「もし万が一そうなっても困らないように(笑い)、いまからしっかり学習し、活動でもがんばろう」と話しあいました。(爆笑と拍手


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