党大会での討論
日本共産党第21回大会
参院選で大きな前進つくり出す可能性
千葉 中嶋 誠代議員
1997年9月25日付「しんぶん赤旗」
私は来年夏の参院選千葉県選挙区の候補者です。
昨日(二十二日)の中央委員会報告で不破委員長は、「必勝区」と「非必勝区」の垣根をとりはらい、全選挙区で議席をあらそう構えで自共対決の選挙戦をたたかう方針を提案されました。これを受け止め、勝利の可能性の広がっている千葉県で、なにがなんでも勝利するためにがんばりぬきたいと思います。
全県キャラバンで大きな反応と期待
千葉県党組織は、総選挙で三十三万票を獲得し、前回参院選比例票を二・二倍化、総選挙後の柏市の県議補選では定数二で二位当選、今年に入ってからは三月の県知事選挙で約四〇%の得票率で五十万票を獲得し、同時におこなわれた船橋市県議補選では定数一で総選挙票を上回り勝利しました。(拍手)
その後もこの勢いは続き、千葉市長選挙では総選挙票に一万票上乗せして現職をおびやかし、善戦した船橋市長選と同時にたたかわれた市議補選では、総選挙票を二万票上回り、六万票を獲得して一人勝ちしました。参院選挙でもがんばりぬけば大きな前進をつくりだす可能性が広がっています。 いま私は、全県キャラバン宣伝を、多くの同志の協力をえてやっているところです。訴えておりますと、いろんな方から大きな反応と期待の声が寄せられます。
松戸市では、「これまで自民党だったが、これからは共産党について考え直してみようと思っている」とか、市川市では「お年寄りにこんな冷たい政治はもうごめんだ。共産党に期待したい」と七十歳を超える方から声を掛けられました。我孫子市でも、「人間の命を大切にする風潮をつくろうという共産党の意見に賛成だ」と五十代の男性から声がかかりました。非常によく話をきいてくれて、同時に、意見を伝えてくるのが特徴です。
いろいろな団体と懇談をすすめて
いろいろな団体との懇談もすすめています。
先日は、県議の同志とともに県商工会議所連合会を訪ね、懇談しました。そこでは「共産党は、大企業は悪と考えているのでは…」という疑問が出され、「日本共産党は大企業を悪と考えたり、つぶそうとしているのではない。社会的責任を果たすよう、ルールを守ってもらいたいといっているのです」と説明したところ、「大企業にも悪いところがありますから…」といって否定をしないんです。
そして、「大型店の進出がひどい。商店街が次々壊されていくのは、なんとかならないか」という声や、「市民のなかに大型店がきて便利になると思っている人も多い。世論が正しい方向を向くよう、共産党も運動してほしい」という要望も出されるほどでした。
県中小企業団体中央会との懇談でも、製造業の海外移転による空洞化問題が深刻化しており、「親会社が海外に出ていき、子会社の一部の社員だけ連れていく。本当になんとかならないのか」といわれました。こういう声や要望をきけばきくほど、大企業があまりにも身勝手なこと、ルールなき資本主義をただす必要性を痛感します。
不破委員長は中央委員会報告で、科学的社会主義の事業の前進についてふれ、党の前進は世界史的意義をもつと強調しました。参院選での大きな前進をかちとることは、二十一世紀の早い時期に民主連合政府をという決議案をいっそう現実に近づけるとともに、世界史の発展にかかわるものだという位置づけで、候補者としてその先頭にたってがんばる決意をのべて発言とします。(拍手)
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