党大会での討論

日本共産党第21回大会

真剣な討論かさね職場革新懇の活力をつよめ

大阪 尾崎 一夫代議員

1997年9月25日付「しんぶん赤旗」


 私たちの経営支部は千三百人の労働者に責任をもつ、非鉄金属産業の支部です。

 まず、会社でおこなわれた合理化、リストラの問題です。二年ほど前から経営の業績が悪化し、首切りのうわさなどが職場のなかにひろがりました。そこで、党支部としてはこれを放っておくわけにはいかないということで支部会議を重ね、どうしても労働者を守らないといけない、と立ちあがりました。

労働者を守る決意で支部が生まれ変わる

 こういう問題がおきてから、支部は活性化しました。ひとつは、よく会議を開く、よく相談する、みんなが意見を出す、労働者を守るためになにをやったらいいか、そういうことで、意思統一をはかってきました。その中で、高齢者を抱えて、退職者も生まれてくる、こういう状況の中で、支部の若返りも話題になりました。新しい党員を迎える議論もすすみました。支部長の同志は、こういう問題がでたときに、第八回党大会からすべての決定を読みなおし、支部会議ですべての支部員に相談して、支部の同志の同意を得ながら、生まれ変わろうと訴えました。

 真剣な討論を重ね、本音を出し合う支部会議をおこなう中で、「政策と計画」をもとう、任務分担をしあおう、と議論し、すべての同志に訴えて納得してもらいました。そして支部会議で正式に決定しました。支部では、一昨年から「政策と計画をつくろう」「職場革新懇をつくろう」、そういうことを支部会議でも提案し、議論を重ねてきました。

 去年の一月二十八日、党員と元社会党支持者などいろいろな人に参加をよびかけて、十五人で職場革新懇の準備会を結成し、学習会、レクリエーション行事などをおこないながら、昨年の七月十四日に正式に結成総会を開くことができました。

 この間、会員を拡大するために、党でもなかなかできなかったいっせい行動などを実行しまして、現在では、準備会発足当時の二倍の会員を増やし、なお拡大にとりくんでいるところです。

 職場革新懇と党が本格的にリストラ問題とたたかい始めたのは、会社から具体的な数字が発表された今年の二月からです。三百人の労働者の仕事がなくなる状況が生まれてきました。労働組合の役員党員、党支部と革新懇、三者が一体となって、絶対に首切りは認めない、職場を保障しろ、そのことを会社に認めさせ、首切りは阻止することができました。(拍手

 この運動のなかで、革新懇と党支部は、首切り反対のビラをまいたり、郵送したりと労働者を励ましてきました。これを教訓として、これからも労働者を守る運動で、がんばっていきたいと思います。

職場に300人こす読者「得票の5割」へ奮闘

 支部活動では、四中総決定がでる以前はなかなか支部会議が開けない、読者拡大にも目がむかない、こういうことが続いていたのですが、経営支部だから経営に責任をもつのは当然ではないか、そういうみんなの気持ちがあったわけです。それから支部の立て直しが始まりました。週一回の会議を開催し、全員が支部会議に参加して発言しよう、学習を強めよう、そういう基本的なことからはじめました。

 これを力に、昨年の夏から暮れまで読者の毎月連続拡大を続けました。今年は八カ月連続で目標を達成しています。現在、千三百人の職場で、三百人以上の読者をもっています。「得票の一割の党員、五割の読者」という目標にはまだまだ遠いのですが、近いうちにぜひとも達成したいという決意をのべて報告にしたいと思います。(拍手)  


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