党大会での討論

日本共産党第21回大会

27カ月連続、機関紙拡大で前進した力

三重 松岡 三郎代議員

1997年9月25日付「しんぶん赤旗」


 三重県でも大企業がひしめく北勢地区の松岡です。機関紙と党員拡大がなぜ前進したのかについて、討論に参加したいと思います。  機関紙拡大では、二十七カ月連続前進して日刊紙、日曜版とも前大会水準を突破し、党員拡大では九五年九月以来二十四カ月連続前進してきました。

 「しんぶん赤旗」を毎月絶対に減らさず増やす。このことを執念を燃やして追求することを活動の基本にする、二中総のこの考えが定着するまでは、一定の助走期間がいりました。

 最初は、月末になると、機関紙に集中というような事態がたびたびおこりました。しかし、この間、選挙戦をたたかうなかで、新しい分野へのひろがりなどから、常任委員会のなかにも、「月末を待たずしても、機関紙ではなにがなんでも前進しよう」という気風が定着してきました。

 いま、週一回の常任委員会での政治学習を欠かさずやっています。そして必ず支部指導にもっていき、機関幹部が政治を語る努力をおこなっています。毎週の専従者の集団学習もいまでは欠かさずおこなう党風が定着しました。

ロマンをもった活動で前進して

 地区内の機関紙拡大で学ぶべき支部を二、三紹介します。桑名市のある経営支部は、機関紙拡大での連続拡大を八十九カ月続けています。週一回の支部会議を基礎に、毎月第一週に機関紙拡大する党風を定着させ、党員拡大でも前進しています。支部ではロマンをもって活動することが大事と教訓を語っています。

 員弁町では、九五年の選挙で党の現職議員に代わり大企業に勤務する党員が当選しましたが、購読継続のために「読者ニュース」を当選以来、毎週発行を続け、先週で百三十九号になりました。大企業で働く有職議員で毎週発行を続けるには粘り強さが求められますが、毎週発行することで「自分自身を鍛え、成長させる」と語り、読者との結びつきを強め居住地の党員に勇気を与えています。住民がなにを望んでいるか見えてくるし、議会の内容を知らせるなど、議会の内容そのものを知ってもらうことになると話しています。このようにして前大会から日刊紙四十二部、日曜版三部、党員二人を増やしました。

 八月にある大企業で重油火災が発生し、労働者四人が被災する事故がありました。従来は現場は見せないで事務所で応対ですが、現場を案内し、総務部長が四日後に事故の説明に私どもの事務所を訪れました。いままでになかった大きな変化です。

 地方政治への抜本的強化、すなわち地方選挙での議席増をかちとる方針でとりくみ二町で二議席増、二町では補欠選挙での当選者を再選させ史上最高の議席を有するようになりました。この力が「赤旗」を前進させるエネルギーともなっています。

 大手の自動車産業の支部は、毎月職場新聞を発行し、三千五百部を宅配しています。この支部では職場革新懇も結成されて毎月一回の例会をおこなうまでに前進をはじめています。

視野をひろげて新しい分野の人に

 この間、地区党組織として、新しい無党派層への接触を強めてきました。地域のさまざまな要求をとらえたシンポジウムを五回、テーマ別におこないました。参加者は数百人にのぼり、市の幹部、しにせの商店主など、かつては党と距離をおいたところの新しい分野の人たちが「赤旗」を購読しています。

 不破委員長の報告をうけ、今世紀中に「得票の一割の党員、五割の読者」拡大をめざして、さらに努力をつづけて前進をはかり、次の大会では胸を張って達成できた報告ができるよう決意して発言を終わります。(拍手


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