党大会での討論
日本共産党第21回大会
消費税なくす会で支部が生きいきと
宮崎 内山 定雄代議員
1997年9月25日付「しんぶん赤旗」
私は「消費税をなくす会」のとりくみと、「支部が主役」「政策と計画」にもとづく活動をどのように発展させてきたかについて発言します。
ないないづくしの支部だったが…
私たちの支部は、四年前までは、支部活動はもちろん、党員が支部会議に参加する習慣もない、「政策と計画」、支部学習も大衆組織も後援会もない、ないないづくし(笑い)の支部でした。この支部が消費税値上げの問題がおきて、この問題だったらとりくめるのではないかということで、「会」の結成にとりくんだわけです。
四年前に結成された「消費税をなくす会」は、支部の責任地域、四千三百五十九世帯の二四%、四軒に一軒を組織するところまで前進してきました。
結成から毎月世話人会を開き、四十三回になります。世話人会は六十三人で運営しています。世話人づくりも大衆的にすすめ、広範な四十七人をふくめ世話人になってもらっています。「赤旗」読者、未活動党員にも協力してもらっています。
「会」では毎月会報を発行し、三十九号になります。会報は九〇%の会員に配布しています。
私たちの「会」の特徴は、会報とともに、消費税問題を理解してもらうために三カ月に一回、学習懇談会をひらいてきたことです。学習懇談会の案内をかねて、地域の全戸を訪問して会員を拡大しています。留守をのぞき、対話できたところでは七割から九割が加入します。十月十九日の全国総会までに、「宮崎県一万会員」をぜひ実現させるため奮闘して、全国百万会員の実現に貢献したいと思っています。
支部は「会」を「政策と計画」にきっちり位置付けて、毎週の支部会議で活動を報告し、論議し、党員が先頭になって方針の達成をはかっています。
もっともとりくみやすい消費税問題
「消費税をなくす会」で感じたことをのべたいと思います。
ひとつは、会員を増やす活動を通して、現在の情勢を理解し、視野の広い活動を生み出す、支部活動の活性化の力になります。消費税の問題は、情勢が求める今もっともとりくみやすい問題です。国民共通の切実な要求であり、日々体験している理解しやすい要求です。
二つめに、税金や財政の問題は政治の全分野にわたります。それが議論でき、学習できるという利点があります。
三つめに、多くの会員が「会」を通じて日本共産党を知る場となり、会報などで政治に関心をもつようになります。私たちは、世話人の約六割まで読者になってもらうことができました。
消費税問題にとりくむ重要性についてのべますが、第一は生まれも育ちも公約違反の税制です。財政問題は権力側の弱点です。党の「財政再建計画」を広め、民主的税制を取り戻す活動です。また、消費税問題は日本共産党だけが反対している課題であり、共産党がよびかけた運動だということです。そして、支部がいきいきと活動する出発点になる活動だということです。
この問題では、広くあたっていけるのだからそのなかで要求をくみあげていけばいいんです。
私たちは「消費税をなくす会」の運動にとりくむなかで、これを契機として、これを育てていくとりくみのなかで支部の活性化をはかっていったんです。また、支部学習にもとりくみました。そうすると、支部会議も毎週開かないと間に合わないようになっていきました。(拍手)
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