党大会での討論

日本共産党第21回大会

政党の力関係の変化きりひらく党の強化

佐賀 今田 真人代議員

1997年9月25日付「しんぶん赤旗」


 私、知る人ぞ知る「佐賀の寅」でございます(笑い)。私は、「佐賀も変わらんば、日本はよくならない」との立場から(笑い)、県内の情勢の変化にふさわしい党活動についてお話ししたいと思います。

 第一は、県内でも“自共対決”がはじまりつつあることです。さて、ここにとりいだしたるは(笑い)、二十年来の国政での各党の議席の増減をあらわした「情勢の特徴、早見表」でございます。

 (表を示しながら)私の計算では、自共の線をまっすぐのばせば、二〇〇五年前後には交わります(笑い)。決議案がよびかけた「二十一世紀の早い時期に民主連合政府を」との提起とほぼ一致します。(爆笑

自民党との得票比5%から17%に

 県内でも政党の力関係は大きく変わりました。総選挙での得票数を前回比で各党別にみると、日本共産党は二・五三倍と大きく躍進、自民は〇・七五倍、社民党は〇・六四倍、新進党は〇・六二倍と後退しています。

 自民党との得票比では、前回総選挙の五%から一七%に、社民党でいえば一九%から七五%への変化です。

 いま、橋本内閣がすすめようとする「六大改革」で、県民のくらしはいっそう犠牲を強いられるでしょう。来年の参院選では、日本の政治の三つの根本的転換をおおいに県民に語り、議席をとる決意です。

 二つ目に、まちづくりや地域活性化のとりくみについてです。ことし一月、佐賀市で開いた「にぎわい佐賀ん町づくりシンポジウム」では、自民党役員である商店街理事長をパネリストとして招きました。参加したある自民県議が「情勢を先取りしたいい企画です。さすが共産党」と語ったほどです。

 十月には大和町で支部が中心となって各種団体によびかけて、「大型店進出を考えるまちづくりシンポジウム」を計画しています。ここには商工会会長や町長もパネリストとして参加する予定です。

 三つ目は、情勢の変化をきりひらく党の力量強化もはかってきたことです。地方議員は前大会時では十四自治体十七人から、十六自治体二十一人と増やし、「しんぶん赤旗」は九月一日に日刊紙、十五日に日曜版で前大会水準を突破しました。(拍手

目を世界に足を地元にすえて

 最後に、今大会決定をよく消化吸収し(笑い)理論・思想水準をいっそう高め、県民の期待にこたえる活動への決意をのべます。週一回の常任委員会は午前中二時間、『資本論』第一章を二年二カ月かけて輪読・読了しました。地区委員会も週一回の会議とは別に学習会を不十分ながらおこなってきました。

 「非核・非同盟・中立」をはじめとした日本の政治の三つの根本的転換の方向を、県内の広範な人々に知らせ、無党派や他党支持の人たちとも対話・共同行動を大きくくりひろげ、目を世界に足を地元にしっかりと据え、「国民こそ主人公」の民主的日本へ佐賀の地からがんばることを表明し、発言とします。(拍手


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