党大会での討論
日本共産党第21回大会
民主的政府を展望してたたかう参院選の先頭に
中央 西山とき子代議員
1997年9月25日付「しんぶん赤旗」
大会決議案は、当面する国政選挙での重点的課題は、九八年の参院選挙で、得票と議席の新たな躍進をかちとることと位置づけています。中央委員会報告は、二十一世紀の早い時期に民主連合政府樹立のよびかけが大きな反響をよんでおり、その民主的政権に接近する第一段階として、衆院に百を超える議席と参院に数十議席をめざすと、当面の目標を明らかにしました。
来年の参院選挙こそ、民主連合政府を現実的な目標として展望しつつたたかう選挙であり、大会目標を実現していく初めての国政選挙です。
切り開いた新しい党躍進の時代
五年前の参院選挙は、ソ連崩壊直後でした。「共産党は時代遅れ」などとあらしのような体制選択論攻撃がおそいかかってきたなかで、私たち京都の党組織は、党を語り抜き、比例票十八万千六百九十一票、得票率一九・八%、西山票二十六万四千六票、得票率二八・八%で、定数二の激戦のなか京都の革新の議席を守り抜きました。
私はこの五年間、厚生委員としてたたかってまいりました。病院給食有料化、年金や医療の改悪、薬害エイズ、岡光汚職など、人命軽視と腐敗は極限にきています。
しかし、おごれるもの久しからず、です。今、国民のみなさんとともにたたかった苦労と努力が報われて、新しい党躍進の時代を切り開くことができたこと、私は心から誇りに思っています。(拍手)
京都では、知事候補の森川さん、そして私、西山のワインレッドのポスターがよく目立っています。マスコミが「西山とき子だけが、ポスターをはりだして、日本共産党の一人旅」と報道しましたが、改選まであと十カ月、混迷している他党のことなどかまってはおれません(爆笑)。一人旅といわれようがわれゆかん、今本番とがんばっています。
大きな変化を次つぎと実感
私は、国会閉会中のこの七、八月、「府下必勝キャラバン二巡目」をとりくんでまいりました。なかでも大きな変化は、医療保険改悪反対をともにたたかった保団連、開業医のお医者さんたちです。八月二十八日には、大阪、京都の歯科保険医協会から申し入れがあって懇談いたしました。そのとき日本歯科医師保険医協会の七割の会員が、「自民党一党支持はおかしい」と回答している会報をみせてくださいました。やはり、千八百万の反対署名の力は生きている。都議選の躍進や共同のたたかいの中で、反共、偏見の壁がどんどんとけていることを実感いたしました。
大学関係でも大きな変化が起こっています。私は、この二カ月間で立命、同志社、竜大、教育大、京大の五つの大学の学長と懇談しました。京都の党としてはじめての正式訪問となった同志社大学学長との懇談では、約束の十五分が三十分となりました。
私は中央委員会報告で、必勝区と非必勝区の垣根を取り払うと提起されたことを、心から歓迎いたします。そして京都の歴史的使命と現職候補者の責任を自覚し、けん引車となって必勝を期してがんばります。
京都の党組織は城陽市にひきつづき二十年ぶりに京都府知事選挙に勝利し、参院選では、自民党を追い抜いて第一党へ、その力で私、西山とき子の再選を目標にきめています。私はこれから発表される比例候補と全国の選挙区候補のみなさんとともに二十一世紀の明るい未来への扉を開く歴史的な大事業の先頭に立ってたたかう決意を表明します。(拍手)
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