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日本共産党第21回大会
“寅さんの人生語録”と個性輝く支部活動
奈良 小林 博 代議員
1997年9月25日付「しんぶん赤旗」
奈良県三碓(みつがらす)支部の支部長をしている小林博です。
入党して三十二年になりますが、党大会は初めての参加です。「男はつらいよ」の寅さんの人生語録の中で、寅さんのおいの満男の、「人間はなんのために生きてるのかなあ」という問いに寅次郎が「あー生まれてきてよかったなあって思うことが、なんべんかあるだろう、そのために人間生きてんじゃねえのか」(笑い)と答えています。いま、私は歴史的なこの第二十一回党大会に参加することができて「生きててよかったなあ(笑い、拍手)、日本共産党員になっててよかったなあ」と大変感激しているところです。
「四つの原点」の活動本当に大事
私は決議案を支持し深める立場から「支部が主役の党活動の活力ある前進」という題で討論に参加します。
私たち三碓支部は、奈良市北西部、有権者一万一千人、三つの小学校区を担当する小さな居住支部です。
ここにくる三日前に、今年二十四人目の入党者を迎え入れ(拍手)、第二十回党大会比五倍化を達成し、大会にのぞむことができました(拍手)。機関紙については、日刊紙・日曜版とも、二十一カ月連続前進を続け、それぞれ前大会水準を突破しています。これは支部管理をして毎月の機関紙の増減をよくつかみ、月の目標、日刊紙五部、日曜版十部をやりあげるため、月二、三回の拡大統一行動を必ず組んでがんばってきた結果です。最近一年間の入党者を分析すると、生活相談、後援会行事などで結びついた方々が多く、日ごろからの「四つの原点」の活動が本当に大切と実感しています。寅さんは人が困っていると、自分のことは考えずに、その人を助けようと行動します。寅さんの行動は「何よりもその時期、その時期の国民のもっとも切実な(拍手)利益と安全に奉仕する(第十二回党大会決定)」という日本共産党の「立党の精神」に通じるものがあると考えます。(笑い、拍手)
ですから、この映画に共感を示した、のべ八千万人の国民は(笑い)、党支持者にも読者、党員にもなってもらえる可能性のある人たちだと(笑い、拍手)私は考えます。
新入党者を迎え支部も生きいき
三碓支部は、この間迎えた入党者によって、二十代から九十代までを網羅し、支部の政策を豊かに発展させることができるようになりました。なによりうれしいことは、新入党者をたくさん迎えることによって、選挙での初めての電話かけ、ポスターのはりだしや配達・集金に加わる人がでてくるなど、支部が生き生きと変化し始めたことです。新入党者をたくさん迎え入れる中で、「えっ、あの人が読者に」「あの人が党員に」と新鮮な驚きが続き、“あの人は難しい、この人はだめ”という見方が克服され、「だめな人なんていない」と認識が変わってきました。
支部では党員の初心を大切に、“指導とは、納得”を肝に銘じ、学習、教育に力を入れ、「みんな違ってみんないい」と、個性の輝く人間集団として全党員活動をめざし、それぞれの党員が持ち味を十分発揮して活動しています。
決議案は「日本の政治革新の事業の前進は、根本的にいえば、その主体的条件のかなめとなる大衆的前衛党の建設がどれだけの速度と規模で前進するかにかかっている」とのべています。三碓支部は、「支部が主役」の立場を堅持しながら「得票の一割の党員、得票の半数の読者」を合言葉に、奈良が変われば世界が変わる(笑い、拍手)の意気込みでさらにがんばっていく決意を表明して私の発言といたします。(拍手)
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