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1997年9月25日付「しんぶん赤旗」 |
日本共産党第21回大会
新たな峰への挑戦こそ楽しい活動と位置づけ
福岡 岸本 満文 代議員
京築地区委員会は福岡県東部の二市九町村、約二十万住民に責任をもっています。地方選挙で、この間五議席増やして、すべての空白自治体を克服するなかで、機関紙で四十九カ月連続前進、党員拡大の地区目標、今月も含めて六カ月連続達成してきました。
山あいの町にも「第二の波」が…
四十九カ月は四年と一カ月で、地方選挙ですべての自治体を一巡したことになります。この間、すべての選挙で機関紙の増勢をかちとりながら、その勢いで連勝し空白を克服しました。八月には犀川町議補選で勝利して議案提案権を獲得しました。
総選挙前にたたかわれた豊前市議選、行橋市議選では「まともな党は共産党しかない」「こんどは共産党にいれたいが候補者はなんという人か」という電話が複数からありました。候補者の名前より党の名前の方が浸透したという状況が共通しています。投票所で選管の職員にそう聞いた人もいたということです(笑い)。犀川町の補選では総選挙の得票を四・六七倍化して当選。ここでは握手ぜめで選挙車が予定通り運行できないという困難が新たに生まれました(笑い)。まさに、総選挙後の「第二の波」、党への誤解と偏見の壁が音をたてて崩れる状況が山あいの町にもおこっています。
こうした前進の土台には、情勢とともに一貫した党建設での前進があったと思います。犀川町では、機関紙で第二十回大会比一三〇%、地区全体で一一五・五%です。
政権に本気で接近するためには…
しかし、政権に本気で接近しようというときに、これまでの速度でまにあうのか。大会決議案が提起する「一割の党、五割の読者」を「今世紀中」に実現できるのか考えると、もっとスピードアップしなければなりません。全支部が毎月一〜二部前進する党活動を実現することが最低限の目安だろうと考えます。全支部・全党員活動こそその保障です。この点で地区党組織の到達はきわめて不十分です。
京築の最大の弱点は、党員拡大の遅れです。機関紙では五割へあと一割増で到達しますが、党員では一割の党へあと二・五倍化しなければなりません。
京築地区では、選挙のなかで機関紙が増えるのは当たり前になりつつあります。読者との結びつきの努力も、読者ニュースを発行している地域が、たまにというのもいれて九割を超えています。毎週発行は八割です。しかし、党員の比重を急速に高めなければ、機関紙の過重負担で、現在の部数維持も困難になります。
現在、追求しているのは、選挙のなかでも、どんな活動のなかでも「機関紙も党員も読了も」という、総合的前進です。八月の犀川町議選では、選対のなかに、党員・機関紙拡大担当者と読了推進責任者をそれぞれ、地区常任委員会から配置しました。選挙の前後で機関紙二十一部、党員六人を拡大し、地区党組織の八月前進の保障をつくりました。
支部会議を毎週一回定着している支部がほぼ六割の水準、党費の当月納入は八月度七三・六%、毎月、機関紙拡大の目標をもつ支部が八〇〜八五%。成果支部は八月七四%、年平均で約六割です。読了は六中総七三%、大会決議案五八%にとどまっています。党員拡大では、未成果支部を残念ながら六支部残しました。党員数で大会比一二七%弱の到達ですが、地区の総合計画は達成できませんでした。一割の党を今世紀中にというのを逆算でみれば、すべての支部に二カ月に一人の党員拡大がもとめられます。
京築地区は「楽しくなければ党活動ではない」というスローガンの発祥の地です。新たな峰への挑戦こそ楽しい活動という位置づけで、大志と気概をもって、そして楽しく前進をつづける決意をのべて、発言とします。(拍手)
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