もどる

機能しない場合は、ブラウザの「戻る」ボタンを利用してください。


著作権:日本共産党中央委員会 
151-8586 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-26-7 Mail:info@jcp.or.jp

1997年9月25日付「しんぶん赤旗」

日本共産党第21回大会

「えっ! 共産党がビッグバンのシンポ」


 世界史的な展望をかかげ、こんなにロマンあふれる大会に参加し、日本共産党員であることを誇りに思っています。私は、「ビッグバンを考える金融シンポジウム」のとりくみの経験と党員拡大について発言します。私は自動車保険の損害調査の職場で働いています。契約者にかわって解決するので、相手方に怒鳴られ女性社員など泣き出すというきびしい職場です。しかし、「一人は万人のために、万人は一人のために」、これが損保産業の精神です(笑い)。しかし、今進められている損保の規制緩和・自由化は、この精神に反するものです。アメリカでは保険料が高くなり、無保険者がふえています。

金融街で5万枚のビラを配布し宣伝

 大阪中央地区には、銀行・証券・生保・損保の金融四産業の党組織がそろっています。今年一月に「金融シンポジウム」の実行委員会をつくり、日本共産党が開催することを労働者はもとより経営者に至るまで広く無党派層に知らせつくすこと、党と政治について大いに語り、広く入党者を迎えることにしました。やったことのない五万枚のビラの門前・街頭配布で宣伝しました。金融街といわれる北浜や淀屋橋では、「えっ! 共産党がビッグバンのシンポジウム?」との声もあがり、五百人をこえる参加で、用意したメーン会場は予想をこえて満席となり、第二会場にも多くの人があふれるほどでした。パネリストで参加していただいた佐々木憲昭議員は「初めての試みで全国的にも注目されています」とのべました。

入党訴えで本当の人間関係つくる

 このシンポジウムをうけて「いまのきびしい職場で、人間関係ができるまで入党の訴えをしないというのは、党員拡大をしないといってるのと同じことではないのか」と議論をし、「入党の訴えで本当の人間関係をつくるスタートに立とう」ということになりました。私も勇気を奮い起こして訴えに足を踏み出しました。大きなおなかで残業しながら産休まで削られたヤングミセスの彼女、青年にも思いきって訴えました。私はこの間、七人の仲間に訴え、損保組織全体では、ビッグバンシンポジウム以降の三カ月間で四十二人の仲間に訴え、八人の仲間を迎えいれることができました。(拍手

 いま、「入党の訴えを通じて新たな人間関係を」が私たちのスローガンになっています。“この人は入りそうだから訴えよう”ではなく、“党の話を聞いてもらえる人ならだれにでも、私たちの熱い思いを伝える”、これがいまの情勢にふさわしい活動だと思います。

 私の支部には素晴らしい同志たちがいます。機関紙誌部長をしている私が大会にいくというので、“職場の読者比率を最高水準にしよう”と連日奮闘し、昨日五割をこえることができました。(拍手

 いま、この党大会に参加して、可能性が十分あることを体中で感じています。大阪に帰って、国民や仲間の期待にこたえられる党づくりを全力でやる決意をのべて発言とします。(大きな拍手


<=討論目次   次の発言者=>