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1997年9月25日付「しんぶん赤旗」
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日本共産党第21回大会
国会議員がいくところ党支持の新たな広がり
神奈川 尾崎 義美 代議員
さきの総選挙では七百二十六万票という国民の大きな期待とともに、南関東ブロックから志位さん、中路さん、大森さんの三人を当選させることができました。
三人の国会活動を通じて、わが党の躍進のさらなる条件が広がっていることについて発言します。
まず志位さんですが(笑い)、不破委員長とともにわが党の顔として、分かりやすく明快な語り口が無党派層の多くの人をわが党支持に変える(拍手)うえでの、大きな役割はだれもが認めるところで一応別格として(笑い)、中路さん、大森さんに焦点をあてて話をすすめます。
「共産党はすごい」と大歓迎されて
小田原の私立高校の老朽校舎の建て替え問題では、中路さんが当選後、学校当局やPTAなどと懇談し、市教育委員会や文化庁などとねばり強く交渉した結果、建て替え実現に道をひらくことができました。地元では、共産党の国会議員はこんなにも力になってくれるのかと、これまでの政党支持をこえた共感が広がり、この解決を契機に党員や読者も増えています。
ある日立製作所の系列会社が全社的に推進している、立って作業をさせる問題で、労働者からの訴えで大森さんが労働委員会で、「座ってできる作業をなぜ立たせるのか。労基法の精神からも問題ではないか」と労働大臣にただしたところ、その後職場に労働省の調査が入り、いす席にもどりました。現場では、「足腰も痛く頭痛もしていた。助かった」「共産党はすごい」と大歓迎されています。
このほか、団地マンション問題や横浜港の通関業者の抱える問題の改善などで、南関東ブロックの国会議員の活動が多くの関係者から大変喜ばれ、該当個所では読者も増え、まさに「国会議員がいくところ、党支持への新たな広がりあり」という状況です。
第二はガイドライン見直し問題についてです。神奈川県は、沖縄につぐ基地集中県であり、米軍や海上自衛隊の中枢基地が数多く存在しています。いま神奈川では、ガイドライン見直しの具体化が先取りされ、危険な変化が随所に現れています。こうした情勢のもとで、基地反対を求める党と民主勢力のたたかいと運動は、広範な県民をふくめた大きな広がりを見せはじめています。上瀬谷基地内の米軍の住宅計画への反対運動の広がりなど、この世論と運動をいっそう高めるよう、県党は全力をつくす決意です。
第三は、党躍進の新しい流れは職場の中にも現れているということです。神奈川の経営支部での党員拡大は、前大会までのテンポを大きく上回っています。港湾、建設関係の党組織では第二十回大会以後多くの党員を迎え、民間大経営の職場でも、労働者の党への見方が大きく変わってきています。三十年ぶり、十数年ぶりに入党者を迎えている大経営など、これらの例は情勢の劇的変化が特定の地域や職場の例外的なできごとではなく、努力すればどこでもおこしうることを示しています。
党躍進の流れを神奈川からも
これを決議案や不破報告の情勢論への確信とし、党躍進の流れを神奈川でもつくるよう奮闘します。神奈川が変われば日本が変わります(笑い、拍手)。そのためにも次の参院選挙で、比例での躍進とあわせて、神奈川選挙区で必ず議席を獲得します。(拍手)
十月十二日告示、二十六日投票の川崎市長選についてひとこと申し上げます。川崎市長選は、総自民党勢力に身を寄せた、開発優先の高橋現市長と、わが党も推す「市民の会」のつちや候補との一騎打ちです。無党派の「会」がつちや推薦を決めるなど、われわれのとりくみも大きな広がりを示し、多くのマスコミも接戦を予想しています。私どもは、県党組織と「会」に結集した諸団体の力を集中し、革新民主の政令市政を実現すべく奮闘します。(拍手)