2004年12月23日(木)「しんぶん赤旗」
新潟県中越大震災で被災者への支援活動を続ける日本共産党全国救援センターの林通文責任者の名前で、住宅応急修理のためボランティアが派遣された被災者宅へにせの「費用請求文書」が送りつけられていたことが二十二日、分かりました。林氏は「ボランティア活動で被災者に費用など求めることはいっさいありません。日本共産党救援センターと私の名前を使った卑劣な詐欺行為で許すわけにいきません。断固たる措置をとります」と話しています。
請求書には、「申しわけありませんが、ボランティア費用をいただくことになっております。金七萬円也になります」とあり、別の人の郵便局口座番号をしるしています。期限を今月二十四日とし、「日本共産党全国救援センター 林通文」と書いてありました。
全国救援センターでは、同様の手口で他の被災者に被害が出ていないか、調査するとともに注意を呼びかけます。