日本共産党

2004年12月7日(火)「しんぶん赤旗」

新潟中越大震災

いっそうの復興支援必要

高橋衆院議員、木島前議員ら ニシキゴイ業者と懇談


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新潟・山古志村の養鯉業者・田中忠雄さん(右端)の話を聞く党国会調査団(左から有坂哲夫・党農漁民局長、木島前衆院議員、高橋衆院議員、川俣党県政策委員長)=6日

 新潟県中越大震災のいっそうの復興支援を進めるため、日本共産党県委員会は六日、高橋ちづ子衆院議員(災害対策特別委員)、木島日出夫前衆院議員とともに、被災地で現地調査や懇談をしました。川俣幸雄県政策委員長、笠井則雄長岡市議、穀田恵二衆院議員秘書らが同行しました。

 一行は、長岡雪氷防災研究所の佐藤篤司所長と懇談。佐藤所長は、雪害を未然に防ぐために雪の研究の重要性と、その一方で予算が減っていることを強調。新潟気象台の職員が訪れたことを紹介しながら、行政の枠を超えて雪崩など雪害対策で協力していく必要性を訴えました。


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新潟・長岡市高町団地の矢野一紀会長(右から2人目)の案内で、住宅の地盤が崩落した現場を視察する高橋ちづ子衆院議員(左から2人目)、木島日出男前衆院議員(右端)、川俣幸雄党県政策委員長(左端)=6日

 山古志村のニシキゴイ業者・田中忠雄さんは、コイの池揚げをして出荷ピークを迎える時に地震にあい、親コイが全滅した業者が大半だったことを紹介。棚池も崩れて壊滅状態だが、「ニシキゴイは文化」と、専業の業者は意欲も体力もあるので、再生のため養殖池の復活に援助がほしいと訴えました。

 山古志村の坂牧宇一郎助役らは、「共産党から多大な義援金をいただき、ありがとうございました」とお礼をのべ、全村避難で道路復旧がされないと何もできないなか、一つひとつ問題を処理しているが、村に通じる国道291号は開通しても工事車両のみで生活道路の供用に至っていない状況を強調。「小さな村で予算が少ないため、村の復活のためには県・村道復旧まで国がめんどうを見てほしい」と訴えました。

 一行は、地盤の崩落で全壊被害が多く出た長岡市の高町団地を、高町三・四丁目町内会の矢野一紀会長ら多くの町内会役員の案内で視察。同団地のがけっぷちに面した住宅は、ほとんどが「全壊」の判定で、地盤がえぐられたり傾いたりしている家が依然残されており、地震のすさまじさを示していました。矢野会長らは地盤被害での公的助成を訴えました。一行を見つけて、「ぜひ被害の状況を見てほしい」と訴える住民もいました。



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